[携帯モード] [URL送信]

*the others*
ページ:28


誰のためにでなくひたすら自分のためだと自覚しているからこそ、無限ループに僕は進んで入り込む。

抜け道などない。行き止まりもない。ループにかじり付いて穴を開けることさえも出来ない。

その中でまるで僕自身が病魔であるかのように、闇と腐敗が広がっていく。


侮蔑。
自責。
羞恥。
堕落。

もういっそのこと全て無くして、亡くしきってしまいたい。

機能停止。それが許されるはずもなく、逃避という名の糸さえも、僕の指先に触れるか触れないかというところで音をたてて切れてしまった。



[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!