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イッツタイムフォースマイル/(ヒロム&リュウジ&ヨーコ)「特命戦隊ゴーバスターズ」

「でさー、」

「あり得ませんってそんなの!」

「! 見つけた!」

「?! ちょ、ヨーコちゃん?!」

「!」

 バシャッ!!

「「……………」」

「……カメラモードか」

「びっくりした。いきなりイチガンバスター構えるんだもんな。どうしたの、ヨーコちゃん」

「あーもう! 失敗しちゃった!!」

「何が?」

「これ!」

「俺、だな」

「あの、訳分かんないんだけど……」

「笑顔じゃない」

「あの状況でいきなりイチガンバスターの射線上に入れられて笑える奴なんているか?」

「何、ヒロムの笑った顔を撮りたかったってこと?」

「うん。最近ヒロムよく笑うようになったでしょ。オープニングでもニックとじゃれながら笑ってるし、お菓子売り場に? のアレでも、これだろ? の時すっごく笑顔だし!」

「………お菓子売り場……?」

「そう言えばそうかも。ヒロムって、よく笑う方だったんだな」

「別に。人並みだと思いますけど」

「だから、笑って! ヒロム!」

「おまえなぁ、笑えって言われてそんなすぐに笑えるわけないだろ」

「確かに。さすがにちょっと無理があるかな。また次のチャンスに狙いなよ」

「……………」

「そんなにヒロムの笑った顔、撮りたかったんだ?」

「うん。ヒロムって笑うと可愛いでしょ? 私、ヒロムってもっと笑った方が良いと思う」

「へえ」

「……………。あのなぁ、ヨーコにそんなこと言われても全く嬉しくないぞ?」

「! ヒロムーー」

「…………」

『イッツタイムフォーバスター!』

「「!?」」

「ヨーコちゃん! 基地内で撃ったら駄目!!」

「うるさい! ヒロムの馬鹿!!」

「ちょ、え、ヒロム! 俺の後ろに隠れるなよ! あ、うわあぁぁあ!!」



● ● ●

「いや、女に“笑顔が可愛い”とか言われても嬉しくないでしょ? そんなつもりで言ったんですけど。何かまずかったですか?」

「………わかりにくいよ」




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