skit destiny
そして朝が来る(ｼﾝ×ﾙﾅﾏﾘｱ)
「……なぁ」
「……何よ」
「今までの時間、意味あったのかな」
「あんた……、そんなこと言ったらそれこそ今までの時間台無しよ」
「だって、始めてから今までほぼデータ整理しかしてないんだけど……」
「データが綺麗になって見やすくなったじゃない」
「でも、今からこれ覚えるんだろ？」
「当たり前よ。今日は徹夜ね」
「だぁぁああ！！！」
「な、何なのよ！？」
「試験勉強始めてから五時間もやる掃除って何なんだよっ？！」
「掃除だけじゃないわよ、歴代艦長しりとりとか、核動力○×問題とか、ニュートロンジャマー三択クイズとかしたじゃない」
「だから何で試験勉強にしりとりとか○×とかクイズなんだよっ！？あーもう駄目だ、落ちた」
「な、そんなの分かんないじゃない！」
「分かるよ！完璧追試だよ、あーもうくそっ！！」
「今からデータ暗記すればいいじゃない」
「ディスク三枚分かよ！終わるわけないよ！」
「馬鹿ね、ヤマはるに決まってんじゃない。あたしのヤマ当たるんだから」
「そんなのあてになるかよ！あーあ、落ちたらこれルナのせいだからな！おまえが勉強一緒にしようとか言い出すから……」
「は？何でよ！てか、あんたが普段ちゃんと勉強してないから……」
プシュッ――。
「……そういう時間が、無駄なんじゃないのか？」
プシュッ――。
「「……………」」
「………やるか」
「……そうね」
追試かぁ。
だよな。
勉強一緒にする？
やだ。
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