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あの日。。。


ガチャン
誰もいないな空き教室に物音が響いた。
辺りは静寂と暗闇が支配している。
その中で物音をたてた存在が手を動かしている。。。

俺は、今自分の通っている高校の空き教室て机を足場にして天井をいじっていた。辺りは暗くて作業するには向かない。それでも俺はお構いなしに作業を続けていた。

『よし。』

俺が作業していた場所には一つのフックが付いていた。そこに予め用意しといたやや太めの紐をかけて輪を作る。輪に手を添えて下に強く引っ張り強度を確認する。大丈夫そうだ。
一度息を吐き落ち着く。
そして、意を決して紐に手をかけ首を通そうとした時、

「んなことしてなんになるんだ?」

今まで俺の息づかいしか聞こえなかった教室に落ち着いた静かな声が響いた。それに驚いた俺は机から落ちてしまった。頭は、紐で作られた輪の中に通ったままだった。なので必然的に俺の首はしまった。
ヤバい!
そう思うのだがこうなってしまったからはもう自力では抜け出せない。
危機的状況に陥った俺を見、声の主が走り寄ってきた。
そのすぐ後に身体が浮いた感覚がした。。。

そこで、俺の記憶は途切れた。

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