私の歌 尋ね人 買い物帰りのバス停で 暗闇落ち行くこの空と 寂しそうに伸び行く影が 何度も何度も腕時計を見た ‘生きがい’ まだ私には早い話かしら… ‘見えない未来’ どんな夢を描けばいいの… ‘孤独’ これから先沢山やって来るのかしら… 席埋められたバスの後ろ 窓の向こうの太陽を見る なお切ない橙色と 追い討ちかけて迫り行く陰が ‘私の家’ まだあそこにしかない… ‘私の町’ まだあそこしか知らない… ‘私の過去’ 背を向けて拒絶したいときもあるけれど… ‘幸せ’ こんな私は幸せ者… さ迷い・佇み・空仰ぐ放浪者 尋ねて、尋ねて 私は… 「尋ね人」 [次へ#] |