隷属 -I'm Your SLAVE-
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先輩追い払い計画を実施してから数日後。
なんだか葉月の様子がおかしいことに気づいた。
葉月からの視線をやけやたらと感じるのだ。
いや、視線自体はいつものことだが、その種類が違う。
なんというかこう………探るかのような、そんな感じ。
だから俺はある日、学校から帰った自室で葉月を押し倒し、その理由を問いつめることにした。
『葉月? 俺になんか言いたいことがあるんじゃないか』
「な、いよ…」
………嘘だな。目が泳いでる。
『本当に?』
「ほ、本当に!」
ふーん……面白くねェ。
『ならいいや。葉月、セックスしたい』
「……ん」
『服脱いで』
「………///」
俺がこう言えば葉月は躊躇いながらも服を脱ぐ。
相変わらず白い肌と常日頃の行為の痕跡と細く長い手足がすぐに晒される。
だけどやっぱり下着を脱ぐのは抵抗があるらしい。
『はーづき?』
「……これも、脱がなきゃダメ?」
『駄目。……あんまり俺を待たせんな』
「!」
少し脅すような言葉を吐けばすぐに言われた通りにする葉月。
本当に、いじらしい。
「……七海?」
あんまりにも見入りすぎたらしい。葉月が不思議そうに呼びかけてきた。
『あぁごめん。葉月があんまり綺麗だから』
「っ……///」
あーあ、顔真っ赤にしちゃって。
でもいくら綺麗でも可愛くても聞き出すべきことはきちんと聞き出す。
俺は何も言わずに上半身だけ裸になり、全裸の葉月を抱きしめてキスをした。
そこからはいつも通りだ。
どんどんキスを深くしていき、その後は首筋、鎖骨、胸、腹と口付けて行く。
そして相変わらず色素が薄く小振りな葉月の性器を口に含み、イかせてやる。
その過程で何度か葉月が拒絶するような素振りを見せた。
…………やっぱりなんかあるな。
俺がやっていることは、ここまではいつもと一緒。
でも、ここから先が少し違う。
『葉月、うつ伏せになって』
驚いたようにこちらを見た葉月だったが、おとなしく俺の命令に従う。
『バックの時みたいな体勢になって………そう。んで、頭は枕につけてていい。けど、腰は落としちゃ駄目』
俺の言いなりな葉月は臀部を上に向けた体勢。
『そのまま足をもう少し開いて』
さぁ、これで下準備はできた。俺は一度ベッドを降り、机の引き出しからジェル状のものが入った小瓶を取り出した。
「それ…は?」
不審に思ったのだろう、葉月が聞いてきた。
『潤滑油』
だけど、効果はそれだけじゃない。
いわゆる催淫効果がある。それも強烈な。
俺は無言で中身を少し手に取り、まずは葉月の乳首に塗り付けた。
「んっ………ここに潤滑油はいらないでしょ?」
『折角だから使う。ぬるぬるした方が気持ちいいだろ』
ついでに性器にも。こちらはその小さい口に塗り込むようにした。
そして、もう一度、今度は大量に手に取って葉月のアナルの内部に塗っていく。
ここには特にたくさん塗った。
『さて。葉月、仰向いて』
俺の言った通りに動く葉月。
その腹を跨ぐようにして俺は葉月を押さえつけた。
「……? 七海?」
俺は無言で自分のベルトを引き抜き、それで葉月の腕を縛った。
だけど、葉月は少し困ったような、恥ずかしそうな顔をしただけでおとなしくしている。
…………まだ薬の効果が出るまでには時間がかかるか。
俺は一度、葉月の上から退き、下半身に纏っているものを全て脱いだ。
そして再び葉月に跨る。今度は先ほどよりも顔の近くに。
そして葉月の顔の前に自身を突き出した。
『葉月、舐めろ』
「………………」
葉月は躊躇った。それも困惑したような顔をして。
いつもなら、恥ずかしそうな顔をしながらも少しずつやってくれるのに。
『葉月? どうした?』
「……やんなきゃ、ダメ?」
『………今日はしたくない?』
「……うん」
『葉月。お前に拒否権はないだろう? やれ』
そう言えば葉月は諦めたように俺の自身を舐め、そして口に含んだ。
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