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隷属 -I'm Your SLAVE-
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そして、翌日の昼休み。

昼食を終え、のんびりしていたが、そろそろ先輩が来る時刻だ。

俺は葉月に呼びかけた。

『葉月。協力してくれるんだよな?』

「うん」

『じゃあ、俺の膝の上に乗って』

「え?」

途端、顔を赤くする葉月。それでも協力してくれるらしい。

だが。

『葉月、チガウ。俺と向かい合って座るの』

「! ……は、ずかしい」

あーぁ、真っ赤。

『はーづきー、はーやーくー』

ちょっと怖い顔をして苛立ちを見せると葉月はおとなしくなる。

こういうあたり、やっぱり【恋人】ではないのだと思う。

ゆっくりと葉月が俺の足を跨いできた。
俺は葉月が乗りやすいように足を閉じてやっている。

腿の半ばあたりで葉月は腰を下ろした。

「こう?」

『うーん、もうちょい』

……そんなんじゃ、意味ないんだよ。

ふと周りを見ると、クラスの奴らが興味深そうに見てきている。
昼休みだから人数は少ないが、これからやることをあまり多くの人間に見せたくはない。

俺は、周囲にガンを飛ばした。

【見てンじゃねーよ】

それを察知したのか、何人かは教室から出ていった。

まぁ、こんなもんだろ。

「これくらい?」

俺の腿の上を少し前進した葉月が首を傾げて見上げてきた。

かわい……じゃなくて

『もっと……こう』

そう言いながら葉月の腰と背中に手を添えて思いっきり引きつける。

葉月が息を飲んだのがわかった。

なんせ、少し頭を擡げた俺の自身の上に葉月のが乗るような状態なんだ。

その状態で俺は閉じていた足を広げた。

「!」

葉月の顔がさらに赤くなった。
けど、まだまだこんなもんじゃないぜ?

『葉月、絶対に声を出すなよ?』

「え?」

俺は上に乗った葉月の腰を抱き寄せる力を強くした。そしてまた力を抜く。
これを一定のリズムで繰り返す。

都合、俺のと葉月のがすり合わされるわけで…葉月のもだんだん堅くなり始めた。

堪えきれなかったのか、葉月は俺の首に腕を回して抱きついてきた。

俺の言いつけを守って声は出していないものの、俺の耳元で吐き出される息は熱く、荒い。

しばらくそれを続けていると、教室のドアが開いた。

「七海くん! 来た…よ……」

例の先輩だ。俺と葉月を見て固まっている。

『あぁ、こんにちは、ユキ先輩。すみません、今取り込み中で』

「……何してるの、七海くん」

『まぁ、見たまんまなんですが』

俺は苦笑してみせた。

すると先輩は

「あ、んた…! 七海くんから離れてよ!」

俺から葉月を引き離そうとした。

先輩に引っ張られた葉月の上半身は俺から離れた。

………葉月より小さいのに力あるんだな。

そんなことより。

『先輩、葉月は俺の。いくら先輩でも葉月に触れるのはダメです』

「なっ! 僕はコイツを七海くんから離そうと……」

『葉月に触らないでください。
葉月に触れていいのは俺だけだ』

そう言ってから俺は葉月にキスをした。
もちろん、深いの。でもあまり長くはやらずに。

「ハッ………ん!」

『葉月?声』

「ご…めん」

『ククッ! はづきーイイコvV』

そう言って俺はまた葉月にキスした。


3年の先輩は目を見開いて固まっている。
そりゃそーか。だって俺、あの人にキスしたことないもん。

葉月の咥内を堪能して、最後に唇を舐めてキスを終えた時には先輩の姿はなかった。

やべ、葉月に夢中になりすぎて先輩がいつ出てったとかわからないや。

………まぁいいか。

それより。

『葉月、ご協力感謝でーす……………お礼に今晩はたくさん可愛がってやるよ』

台詞の後半は小声で。

「も…ばか…!」

ん? なんか顔だけじゃなくて葉月の全身が熱い?

「コレ、どうしてくれんの……」

そう耳元で言った葉月は腰を俺に押しつけてきた。

……………完勃ちじゃないですか葉月サン。


その後、俺が葉月を横抱きにし、空き教室まで連れていってからコトに及んだのは言うまでもない。

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あきゅろす。
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