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アンタとオレの関係
-05

駄目だよ、仮にも生徒会役員の前で届け出用紙にウソ書いてましたーなんて言っちゃ。

怒られるに決まってんじゃん。

「明神。お前、謹慎期間が足りなかったようだな」

…………え?

『ま、待って!』

「なんだ?遼」

『ゆーしを謹慎にすんのだけは勘弁してやって』

「……なぜ?」

『えっと……』

まさか、未だに襲われた時のことが怖くて一緒に寝てもらってますだなんて言えるわけがない。

「遼?」

「………遼は、俺にこうやって抱っこされてる時が一番落ち着くんだよ」

有志が何かを訴えるかのように、やけに真剣な目で夾を見ている。

「……俺だってそれぐらいできる」

有志の言わんとしているところを察知はしたらしい夾はそれでも不満そうだ。

「アンタの身長じゃ足りない」

195cmの有志にそう言われてしまっては言い返せない。

夾は黙ってしまった。


っていうか俺、だんだん恥ずかしくなってきたんですケド。。

なに、この2人の俺の扱いι

その光景を苦笑いしながら見ていた永作先輩がふと、あらぬ方向を見た。

『…………?』

俺もそちらに注意を向ける。
……複数の人の足音、そして話し声がする。

おーキタキタ!そろそろ俺、動きたかったんだよね♪

夾と有志も気づいたらしい。

「開始から3時間か。この人数…鬼、なんだろうな」

きっとそうだよね☆相棒!

「……めんどくさ」

こらわんこ。こっからが楽しいんじゃん♪


めんどくさそうな顔をした2人と首を回す爽やか先輩、そして楽しくてしょうがない俺。

こんな4人の前に現れたのは、いかにも、な体育会系のあんちゃん8人でした。


……………多くない??



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