雲雀×奏
｢今年もよろしくお願いします｣
｢ナニを？｣
｢な！バカじゃないの恭ちゃん！｣
｢冗談だよ｣
｢まぁ去年は色々あったもんね、母さんとか母さんとか母さんとか｣
｢まぁ色々あったけど去年が無かったら僕は奏と結ばれなかった訳だから…去年があってよかったと思ってる｣
｢うん、それは…俺も思うよ｣
｢なに照れてるの？｣
｢うっうるさい〜っ！｣
｢可愛い｣
｢もう早く年越しそば食べてよ｣
｢年越しそばって年越してから食べるの？｣
｢さぁ？｣
｢まぁ…どうでもいいか｣
｢うん、｣
──────ゴーン、ゴーン
｢今年もよろしくね｣
｢当たり前でしょ、｣
｢恭ちゃん…その手はなんですか？｣
｢え？｣
｢でもってこの体制はなんですか？雲雀恭弥くん、僕もう意味分からないんですけど｣
｢姫はじめしちゃおうか｣
｢なにそれ、｣
｢知らない？｣
｢なに…わかんない、恭ちゃん今変な笑いしたよね？今したよね!？｣
｢姫はじめはね、年越して初めてヤる事だよ｣
｢………またか…今実行…｣
｢うん、｣
｢満面の笑みじゃん！もー絶対ヤダ！本当にヤダ！｣
｢…………………………｣
｢そんな顔してもダメなもんはダメだから！｣
｢なにが嫌なの？｣
｢何もかもですけど｣
｢あんなに気持ちよ「わーわーわー」｣
｢なにしてるの？｣
｢恭弥ちゃん！もう変な事言わない！｣
｢なにが変な事？｣
｢もういいです！いいよ！｣
｢じゃぁキスで我慢するよ、仕方ないね｣
｢もう何も言わないよ｣
チュッ
｢僕はもっとイチャイチャしたい｣
｢いつもしてる…よ？｣
｢足りない｣
｢お…俺は十分なんですけど…｣
｢僕は足りない｣
｢退くつもりは…ないと？｣
｢ないね｣
｢うわぁお、その顔見たくなかった｣
｢奏はいや？｣
｢嫌じゃないよ、だって恭ちゃん好きだもん｣
｢今、煽ったよね｣
｢あっ分かっちゃいましたか？｣
｢何年一緒にいると思ってるの？｣
｢俺だって恭ちゃんラブだもん｣
｢なにそれ？｣
｢まぁ意味通り？｣
｢奏、実は僕に襲われたい？｣
｢なっ！｣
｢図星？｣
｢ち、違う！｣
｢まぁそう言っても美味しく頂くけどね｣
｢発言がいやらしいです、恭弥さん｣
｢恭弥さんってなんか萌える｣
｢まさかの性癖？｣
｢奏といたら自分でも知らない事を知らされる｣
｢なにそれ？｣
｢まぁ…そのくらいにして、姫はじめしようか？｣
｢ン、ぁっ！｣
｢奏、今年も僕と一緒に居て？ずっと愛してる｣
｢俺も愛してる｣
あけまして
おめでとうございます
(恭ちゃん、明日休みで良かったね)
(激しくしていいって事？)
(ち が う！)
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