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雲雀×奏




「なにこれ?」

「今日はポッキーめっちゃ安かったんだぁ」

「だからって10箱は買いすぎ」

「まぁまぁいっぺんに食べないから」

「そんな問題じゃない」

「体の管理はバッチリだよ?ほら」

「……胸まで見えてるよ」

「ほら意外にしまってるでしょ?」

「襲うよ?」

「………ゴメンなさい」



「何でこんなに安かったの?」

「88円は凄いよね!」

「特売?」

「ポッキーの日だって」

「……ポッキーの日?」

「いきさつは知らないけど、」

「ふーん」

「…なんか笑い方変じゃなかった?」

「奏、ほら」

「…………何ですかそれ」

「ポッキーの日なんだろ?早くそっちから食べなよ」

「平然と凄い事言ったよね恭ちゃん」

「ほら早くしなよ」

「え?ちょ、」

「は や く」

「……はい」


ポキ ポキ ポキ ポキ

チュッ

「…………………」

「なに?」

「凄い恥ずかしいんですけど」

「そう?」

「え!?恥ずかしくないの!!?」

「別に」

「凄いね、今俺まさに火を噴きそう」

「はい、次」

「……あらてのイジメですか」

「なに?文句あるの?」

「ない…ですけれども、ねぇ?」

「ほら、早く」

「恥ずかしい…から」

「僕の唇好きなんでしょ?」

「……好きだ、けど」

「好きなんだ?」

「……………泣きそう」

「好きだけどなに?ほら」

「あーもう!駄々っ子かっ」

「うるさい、早くしなよ」

「う〜もうお兄さん挫けそう」

「理性なんて無くしてしまえばいいよ」

「恭ちゃーんっ!」



「ん」

「……………」

ポキ ポキ ポキ ポキ

チュッ

クチュ、


「んぅ」

「チョコの味」

「……今俺のポッキー食べた」

「悪いのかい?」

「………………」

「なに?」

「いやもうお兄さん何も言わないよ」

「じゃぁいいじゃない」

「俺もぅなんか恭ちゃんに勝てそうにない」

「僕に勝つなんて一生無理だよ」

「俺も思った、」

「そう?」

「いやでも俺お兄さんだし!」

「奏はそんな事考えなくていいよ」

「でも!」

「いいって言ってるだろ」

「ちょっとは、ね?恭ちゃんを支えたいの俺は」

「奏は僕の支えだよ」

「恭ちゃん!」

「はい奏」

「………俺の感動を返してくれませんか」

「か な で は や く」

「恭ちゃんドS」

「犯すよ?」

「……本気な目しないで泣きそうになるから」

「………奏は僕の事嫌い?」

「す、きです」

「はい」

「それ反則だよ!」

「なに?」

「…なにも無いです」

ポキ ポキ ポキ ポキ

チュッ

クチュ

クチュ


「んっ!うーーっ!!!」

「……………」

「ん、ぅう」

「………」

「んっは、きょ…ぁ」

「…」

「………………人は羞恥で死ねると思うよ俺は、」

「反則」

「何が!?」

「こっちの話」

「もうポッキー買わない!」

「僕は別にいいよ?奏とキス出来れば」

「……お兄さん泣いてもいいかなぁ…」

「泣くなら僕の胸で泣いて」


11月11日

ポッキーの日!


(恭ちゃんが男前だ…)
(ほら早くしなよ)
(え、)
(まだ一袋残ってる)
(………………)





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