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恭弥21歳×奏24歳


成人を迎え、未だあのマンションに2人暮らしをしています。ただ変わった事は恭ちゃんが大手有名企業のボンゴレ社の若くして幹部(企業部、部長)までに上りつめた事だ。俺はと言うとそのボンゴレ社の姉妹店ギャバッローネ社に勤めその社長はディーノさんだったので驚いた、俺も企業部だから月に何度か会社で恭ちゃんと会うのである

まぁそのくらい…あ!あとまだあった、あの…その俺の左薬指にはなんと!婚約指輪がはめられてます!恭ちゃんとお揃い!まぁ値段は恭ちゃん持ちなんで知らないけどきっとヤバいと思う…シンプルなもので控え目にダイヤが散りばめている


まぁまとめれば幸せです




「恭ちゃん〜朝だよ、起きて」
すでに用意した奏はパタパタと寝室に向かい寝ている恭弥の体を揺すった

「も、少し」
「(きゅん!)だ、ダメだよ!遅刻するでしょ」

「キスしたら起きるよ」
「はい?」
「奏がキスしてくれたら起きる」
「(…………あぁダメた、完全に寝ぼけてますね…これ…)」
奏はひくりと顔を引きつらせ対応に困っていると布団からにゅっと手が伸びて来て呆気なくバランスを崩し…キスしてしまっていた。勿論の後、深いのだ


「ん…ぅ」
「朝からエロいね奏は」
「エロくない!てゆーかそんな事朝からしない!」
「昨日はあんなに愛し合ったのに」
「なっ!ばか…!早く用意して」
「わかってるよ、おはよう奏」
「お、おはよ」

変わってないと思ってましたが、恭ちゃんがアダルト過ぎて自分が年下のような感じになってしまう今日この頃です。
───6年間は人間を変える時間らしい



「今日はさっぱりとした大根おろし付きブリの塩焼きにしてしました、」
「うん、いい味でてる」
「よかったよかった」

「晩御飯はカルパッチョが食べたい、後軽いもの」
「じゃぁ最後にお茶漬けにしよっか」
「うん、鮭でね」
「わかった」
淡々と予定を決める奏は数年前に比べると随分奥さんらしくなったと思う、と恭弥は奏を横目にそう思った

「朝は魚?」
「明日は洋食の気分かな」
「わかった」
「で、その夜が手巻き寿司」
「選んで作って食べるヤツだよね」
「うん、そう」
恭弥は味噌汁を吸って「ごちそうさま」と言って両手を合わした

「恭ちゃん」
「なに?」
「ついてた」
そう言って口端についている米粒を自分の口に運ぶ姿を見て恭弥はキュンと胸を高鳴らせた、その瞬間、恭弥は勿論の事唇にかぶりつき舌をねじ込んだ


「な、にしてんの!」
「僕、来週まで待てるかな」
「え?ええ?」
「奏とセックスするの」
「今さっきの聞かなかった事にしてあげるから離しなさい」
「…………………」
「そんな顔してもダメだから」

「……奏、厳しくなったね」
「じゃないと恭ちゃんは毎日でもしようとするじゃない」
「不安なんだよ、あの人と一緒に働いてるなんて…奏が襲われないかどうかとか」

「絶対ないから」
「あったらやられる前に僕が相手を殺す」
「うわぁお冗談に聞こえない」
「本気だからね」
そう言って恭弥は奏の首もとに顔をうずめた


「恭ちゃん?」
「昨日みたいに恭弥って呼んでよ」
「…!お、願い聞いてくれる?」

「なに?」
耳元で囁けば奏の体がピクリと動いた。昨日の名残が残っているんだろう、奏は恭弥を自分からはがし目を見て照れくさそうに口を尖らせながら言った


「ここにつけていいから」
「?」
「だから!〜〜〜」
自分の首筋のカッターシャツから見えるか見えない所をトントンと叩いた

「……キスマーク、つけていいの?」
「い…いから!」
奏は真っ赤になりながらそう言うと恭弥は口元を抑えて笑った、普段は首にはつけないでと言う奏なのに今はわざわざ見える所につけろと言う奏のギャップにぎゅんっと胸を鷲掴みされ、迷わず首に噛みついた

少し吸えば奏の体はピクと反応したキスマークは強く吸わないと濃い痕が残らない、普段の恭弥なら一瞬でつけていたのに今はじわんりじんわり広げていっている


「恭ちゃ、」
「もっとつけたいけど、帰ってからにするよ」
ちらっと目を向けると時間は2分オーバー。

「やっば!」
「大丈夫だよ、いつも通り間に合うから」
「うん!」
用意して速攻車に乗った、運転手は恭弥、間に合わないはずがない。奏は会社まで送ってもらった


「ありがと」
「うん」
恭弥は出ようとする奏の腕を引きぷちゅっと唇を重ねた、最後に奏の唇を舐めとって笑いながら(不適な笑みで)「いってらっしゃい奏」と言った

奏は顔を真っ赤にし口を尖らせながら「行ってきます」と言った

この後、奏はディーノから首のキスマークやら車の出来事をからかわれるのであった。



未来越しの愛蔵劇
(もう離さないし離れない)
(恭ちゃんなんかアダルティ)
(なに惚れた?)
(!なっバカ!)





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