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きょうやとはとこ

恭ちゃんが俺の家に居候するようになって多分2週間ぐらい。さすがに家具やらなにもないのは困るから、まずベッドを買おっかって話になったのを思い出していただきたい。そうこれはその夜の出来事だ


「ねぇやっぱり、ベッドだけは買おうよ?」

「なんで?」

「なんでって…やっぱりシングルを2人で使うの狭いし」

「僕は狭くないよ」

「嘘!?てゆーか俺が毎度落ちそうになってるからね!?」


「じゃぁ、このベッドを捨ててセミダブルくらいの買おうか」
「えぇ!?なんで捨てるの!!?」

「なに?文句あるの?」

「文句はないけど問題だらけですけど!」

「………なにが不満なの?」

「不満と言うか…」

「なに?」

「おかしくない?」

「なにがだい?」

「男2人で寝るの」

その言葉に恭弥は顔をしかめた。なにが不満なのかは奏には全くわからないため首を傾げている


「奏は…」

「奏はそんなに僕と寝るのが嫌なのかい?」

少し恭ちゃんの眉が下がったのは気のせいだろうか、いや明らか悲しそうな顔をしている。

「別にそうゆうのじゃないよ?」

「じゃぁなんでそうゆう事言うの?」

まだ悲しい顔をしている恭弥は奏をジッと見て質問すると奏は複雑そうな顔をして、目を散らした

そして気まずそうに小さく呟いた


「、恭ちゃんが」

「僕がなに?」

「女の子を連れて来た時に…困るかなぁって」

頬を掻く奏は本当に気まずそうだ。言わなかければ良かったみたいな顔をしている


「なにそれ」

「え?」

「僕が女の子を連れ込んでセックスでもするとか思ってるの?」

「……………はい、すいません」
「僕は好きな子としかしない」

「でも付き合ったらそういう風になるでしょ?」

「僕は一途だからね、それにまだ告白なんてするつもりはない」

「恭ちゃん慎重派だね、なんか意外だ」

「欲しいモノは確実にものにするのが僕のモットーだからね」

「うわー恭ちゃんらしい」

「奏こそ、そうなんじゃなの?」

「いや…俺はあんまりそんな気起こらないからさ」

「ふーん」

「まぁそうゆう事なんで、ベッド購入という事…で」

「だからいらない」

「だって恭ちゃんが彼女出来たら困るし…」

「奏はどうなの?」

「そりゃぁ寂しいから嫌だけど…」

「じゃぁ買わなくていいじゃない」

「…?うん」

なんだか今すごい丸め込まれた気がする。いやまぁこの際いいや!恭ちゃんもどことなく嬉しそうだし

「ほら奏、早く寝るよ」

「うん」

もそもそとベッドの中に入っていつも通り自分の胸元に綺麗な黒髪が寄って来て、奏はそれをやわやわと撫で目をつむった



見えない所で繋がる
(僕が好きなのは君だよ)


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お待たせしましたーO(><;)(;><)O
ベッドで口論する2人をかかせてもらいましたっ!きっとはとこが毎回ヒバリさんに言いくるめられていると思う!(笑)
ご協力ありがとうございます!


飛呂
20081127



あきゅろす。
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