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恋祭*中


「ちょっとやりすぎじゃない、リナリー??三人とも気絶してない!?」


見るからに、三人とも完全に気絶していた。
さすがリナリー…


「いいのよ。これくらい当然よ。さ、行きましょ!」

「えっ…置いていくの!?」


気絶させたまま!?
まぁ、この三人なら平気だな。

「えぇ。女子だけってのもいいじゃない♪」

「確かに♪あ、あたし、かき氷食べたい!!」

「いいね!買いに行こっか♪」


******


「おいしい?」

「うん!…なんかリナリー、お姉ちゃんみたい!」


リナリーは、優しく笑った。

「そぅ?本当に姉妹になれたら楽しいだろうね〜。一緒に寝たりして」

「うん♪そうだ!!来週、今日のメンバーでお泊まり会しない!?」

「今日のメンバーって…」

「アレンはもちろん、ラビとユウも♪」

「…」


あれ…もしかしてリナリー、嫌がってる?
いろいろ考えててるの見え見え…


「…ま、ユイがいいなら、いいわ!」

「ありがとw」


はぁ、ちょっと恐かった…
リナリーが普通に戻り、鞄から携帯電話を取り出した。


「ごめん!ちょっと用事あるから先帰るね!ホントごめん!アイツらには気を付けてね!」

「分かったー…」



この後どうしよぅ……
アレン達はやめといたほうがいいかな…?
自分も帰ろうかと思い、自分の携帯を取り出した。


「え…何これ」


アレン、ラビ、ユウから、それぞれ10件近く着信が入っていた。


〜♪〜♪〜

「うわっ!?びっくりした〜」

見ると、着信が来ていた。

「もしもしぃ!?さっきから電話しすぎじゃない!?何?」

『ごめんさぁ〜!アレンかユウからは電話来てる?』

「一杯来てたけど、今気付いた。一緒じゃないの?」

『あぁ。それよりユイ、今から一緒に祭りまわんね?』

「でも…」

『大丈夫さ♪リナリーとアレンには言わないから』

「分かった、いいよ!」

『今、南側のチョコバナナの屋台の近くにいっから、待ってる』

「了解!じゃ、後でね♪バイバーイ」


電話を切った。
言わなくても、絶対ばれると思うんだけど…
ま、いっか♪
っていうか、あたし、一つ大きな問題点があるんですけどぉ…、

「南側って…どっち?」



ヤバイ、超困った!
どうしよう〜!!


「あれ?…ユイ?」

「へ?あ…!」


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