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2(完)
自分とは真逆な花。明るい花。暗闇に潜む自分には似合わない。孤独な自分には似合わない。
「オレには似合わねえ」
「そうかな、」
綱吉は静かにザンザスを見つめ、再び視線を花に戻す。
「ジャノメギクの花言葉は切なる喜び。…ザンザス、嬉しい?オレの花、嬉しい?」
なんだか変だと感じる。なにか、綱吉が違和感を放つ。
「だって燃やさないでくれたんでしょ?オレはそれを聞いて嬉しかったよ、ザンザスは?嬉しい?」
急に抱き付いてコートに顔を埋める綱吉をザンザスは振りほどけなかった。たやすいはずなのに。温もりが、その必死さが枷となる。
温もりが、心地よい。
そしてザンザスは顔を上げた綱吉の瞳の奥に答えを見た。
「…ああ、」
かすれた声音でそれだけを呟くと、綱吉を抱きしめる。

満たされた気がした。

嬉しかった。媚びるでもなく、馴れ合うでもない花束が。(ボンゴレのボスになるまでずっと何を贈ろうか考えていたという綱吉が)愛おしい。互いに抱えていた「孤独」が同じだからわかりあえた。対する存在すら関係なく惹かれ会った。唯一を無二になれた。
「おい綱吉、オレはお前を…」
待ってと綱吉は制止をかける。そして気恥ずかしそうに笑った。素直にそれに従う。
「オレの誕生日…リボーンと一緒にパーティーやるんだ。招待状、届いているでしょ?その時にちょうだい」
プレゼント・と俯く。
(嗚呼いいぜお前がいうなら最高のプレゼントにしてやる、よ!!!)
くいと顎を持ち上げてその距離を限りなくゼロに。つくかつかないかの唇で囁く。
「オレは暴力主義だからテメエの望む言葉なんてシラネエなあ!」










ジャノメギクの花言葉
「切なる喜び」














「いつも愉快」






嘘つき
オレンジテロリストの
バースディ











End




ちゅちゅちゅうとハンパ!ビバ中途半端!!イェーイ(^O^)そして死ね自分。
こんなですが一万打フリーとザンツナフェスティバルの応募作品ですたい。
誰かもらってやってけれぇ。



あきゅろす。
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