冷菓に逃げよう2(完) 互いに無言の儘硬直していたがスクアーロが綱吉のふわふわの頭に掌をのせた。 「…スク?」 「…その…なんだぁ、…街にジェラートでも食いに行くかぁ…?」 「!…うんっ」 互いに真っ赤な顔の儘歩き始める。隣を歩く長身の男を見つめ綱吉はそっとスクアーロの手を握った。驚いて歩くのをやめたスクアーロを追い越して振り返る。 「はやく行こうよっ、」 笑顔の綱吉にスクアーロは不敵にニヤリと口角を上げ、肯を唱える。ぎゅっと綱吉の手を握り返して再び歩を進めた。 二人ともまだ火照った頬を必死に隠しながら。 その後、結局リボーンに怒られたのだが。綱吉はエスケープの度にスクアーロの元へ行き、二人で街に遊びに行くのでリボーン始め守護者達はスクアーロに対する扱いが酷くなったとか。 END エスケープ エスケープ。 どんなに逃げたって行き先は誰にでもわかるでしょう? 拍手log ← |