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La ragione per apparire4(完)

「うーん…やっぱ、いい・よ」
綱吉の答えに安堵とちょっぴりの残念さを覚える。ごめん、ありがとうと綱吉は笑った。人を和ませるというか一緒に嬉しくなったり哀しくなるような笑み。ベルのあの笑い方とは大違いだ。見せてやりたい。むしろジャッポーネの言葉で「爪の垢を煎じて飲ませたい」だ。
そんな事を考えながらスクアーロはプールから出た。一歩一歩が水を吸っているのか重い。肌に張り付く服が煩わしい。綱吉の後ろで水を絞りながらプールサイドに座る綱吉にスクアーロは聞いてみた。
「おい、なんでオレは水に浮くと思う?」
綱吉は困った後に
「スクアーロの頭は軽そうだね」
と笑いながら答えた。
スクアーロはその儘、綱吉をプールへと蹴り入れた。





















End


人間性に笑い方は関係ない。
















スクツナではない…でもこんなスクツナもあってもいいかなー…?
スクアーロがかわいそうな人になった…
タイトルは伊語で「浮かぶ理由」



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