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二日目
ピチピチと鳥の泣き声が爽快感を生む。ベッドの中の温もりが愛おしい。起きなければイケナイという気持ちともっと惰眠を貪りたいという気持ちが自分の中で戦っている。オレはまどろむ静かな思考の中で思った。
「…ん、」
狭いベッドの中、少しでも温かなものへと擦り寄る。暖かくて、大きくて、固い……ん?
その固いものをペチペチと叩いてオレは寝ぼけ眼を開いた。
視界に広がる

ザンザス

「っ…――!!???」
固まった思考に眠た気に唸って瞳を開いたザンザスさん。真っ赤な瞳と目が合った。途端、睨まれた。
「ぎゃぼーーー!!」
「…うるせぇドカス」
そうして昨夜の衝撃的な出会いがフラッシュバックした。











何故同じ布団の中に入っていたのかという疑問は全て無視されて(オレが小声だったのも悪いんだけど!!)ザンザスさんはオレに一通の手紙を差し出した。
一週間程ザンザスを頼むよ・的な内容の9代目からの手紙にオレはようやくリボーンが逃げたのだと悟った。アイツ、またろくでもない事を考えてんな…。泣きたくなるような気持ちを押さえて時計を見るとオレは叫びたくなった。朝から忙しい事だ。
「ざ、ザンザスさん、オレ学校に行ってくるんでおとなしく家で待っててくださいっ」



あきゅろす。
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