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一日目(ザンツナ)
非日常は突然訪れるらしい




















ボンゴレリングの争奪戦も終わり、また平和な日常が戻ってきたと思った。


ある日の事。
学校からの帰り。
綱吉が家に帰ると誰も居なかった。


今日は面倒な事に掃除を押し付けられ、先生の手伝いをし、ちょっと遅目な帰宅だった。いつもならついている部屋の灯かりもないし、母の料理の美味しそうな匂いもない。暗く、静かな家に綱吉は戸惑った。
一応家族の(小さな子供たちも)名を呼ぶが返事はない。
リビングに行くと小さな置き手紙がひっそりと置かれていた。
かさり・と拾った音がやけに大きいなとぼんやり考えて文を見た。
「ツッ君へ

リボーンちゃんからイタリア旅行券をもらったからみんなで一週間イタリアに行ってきます

ご飯代は引出しの中にあるからちゃんと一人でやってね。がんばってね。

…って、えぇーー!!?」
リボーンから、というだけで嫌な予感がする。これが超直感だとするとなんて嫌な力なんだと綱吉は思った。と、空気を切り裂くかのようにチャイムが鳴った。


ピンポーン


ギギギとまるで機械のように綱吉は首だけで玄関の方を振り返った。



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