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涙が世界を壊した日(リボーン/完)
綱吉ときたらあだ名通りのダメツナで勉強はおろか運動もできないときた。よく絡まれる癖に喧嘩も特別強いわけではない。オレが死ぬ気弾を撃たなければ何にもできないような奴だ。見てて苛々する。でもまあしょうがないから修業もさせる。強くないボスなんて駄目だからな。すると涙目になりながら(よわっちぃ癖に)反抗する。何のつもりだダメツナが。
(よわっちぃ癖に)

ある日射撃の練習の為にオレは木に留まっていた小鳥を撃った。名も知らぬ鳥だ。するといつもは弱々しい抵抗の視線で目を伏せていたツナが何するんだリボーンと非難の声をあげ小鳥に駆け寄った。抗争の戦場では人を撃つんだぞ、それでも鳥を握りしめてオレを睨めつけるアイツは非難の瞳を止めなかった。その瞳からは涙が頬を伝って落ちた。瞬間オレの世界はダメツナに壊された。
何だコイツは。こんなに綺麗な奴だったか?一羽の鳥の命を奪ったオレを責める蜂蜜の瞳。
…悪かった
いいんだリボーン…しょうがないんだよね、戦場では人を殺さなきゃいけないんだし



世界を壊したテロリストはお前だ
その美しさが純粋さが壊されたくないとオレは帽子をを深く被った。
















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