海原
神を名乗る変人電波美少女に出会った。
『『ここ、どこ?』』
白い空間の中、同じ呟きがもれた。
『え、ナツミ…?』
『は?…ミサキ』
隣には知り合いの驚いたような顔。
『………つかぬことを聞くけど…左腕?』
『うん。ミサキは…右腕?』
まさか、知り合いが同じホームにいて同じように隣の少女を助けようとするとは考えなかった。
『じゃあ、ウチら死んだ?』
『そうなるねー』
『うっわ、ウチまだ未練残ってるよ』
『あははー、夢小説ならここで神を名乗る変人にトリップさせてもらえるよねー』
「え、先を読まれてる?!」
『『は?』』
「どうも、神様です☆」
神を名乗る変人電波美少女に出会った。
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