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ルキジャンルキ




#ルキジャンルキ
(*微裏)















「なぁ、今日どっちやるあんた?」

ベッドの上で躊躇いもなくポイッと服を脱ぎ捨て、金色の髪をかきあげると、ジャンカルロは目の前の男、ルキーノに問い掛けた。ルキーノはジャンの上にのしかかり、自身のネクタイを緩めながら、彼の言葉に「あぁ。」と相槌をうつと、そういえば決めて無かったなと肩をすくめる。

「今日は俺が上で良いだろう?少し、面倒な事があってな。突っ込んで、お前をめちゃくちゃにしたい気分なんだよ。」
「はぁ?んだよ、俺はストレス解消のはけ口かっての。たく、この前は疲れたからお前が動けとか言ってた癖によ。勝手なやつだな。」
「そんなの解りきってる事だろうが。諦めて大人しく尻向けろ。」
「へいへい。とんだ暴君ちゃんですこと。まぁ、俺は今日、あんま動きたくなかったから別に下でも良いけどよ。」

ジャンはルキーノの言動に呆れたように溜息をつくと、挑発的に口角をあげ、彼の首に自身の腕を回して、下半身をルキーノの足に擦り寄せた。既に固く主張しているジャンの雄にルキーノも薄く笑みを浮かべる。

「実は結構キテるから突っ込むんなら早くしろよ。いくならアンタのやつでいきたいしさ。」
「ハッ、なんだ早いな。まだ何にもしてないんだが?」
「アンタ見てたら興奮したんだよ。おら、早くしないと、俺が先に突っ込んじまうぜ?」
「断る。」

ニヤリと口許を上げるとジャンの首筋にルキーノはガブリと噛み付いた。












愛さえあれば
(次はどっちをやるかは、お互いその時の気分次第ってな。)










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