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★シチュ 3




#イヴァルキ
裏描写あり。今までに無いくらいに、イヴァルキがデキあがってますので、苦手な方はバックしてください。




















 手つきが些か普段より乱暴だな。希薄な意識の中でルキーノは背後で自分を犯してるそいつに僅かに舌打ちをする。朝早いっつってるのにこいつは聞きもせず、テメェーよりタッパがある俺を押し倒して、その時の感情のままに抱いてくる。こんなデカイ野郎に突っ込んで何が楽しいんだかと思いながら、そうこう言い争うのもこの頃疲れるのでイヴァンの好きにさせてる。何が悲しくてこんなガキ相手にこの俺が好き放題されなきゃならん。そう思いつつ、正直この頃コイツに突っ走られて、何故だか最終的に許してしまっている。まったく何処をどう間違えて俺はこいつと何時の間にこんな事する仲になったんだか。

「おい、・・つ、イヴァン。終わったんなら、さっさと抜け。」
「つ、何だよ?良いだろ、・・あと・・もう一回くらいよ。」
「ハァ・・一服くらいさせろ。お前のペースだと、俺が付いていけん。」
「あぁー?・・くそ、仕方ねぇー。」

ズルリと中にあったものが抜かれドロリとしたものが足へと伝う。その感覚に胸糞悪いものを感じながら、やっと解放された違和感からフゥーとルキーノは深い息をついた。何回かイヴァンとはこういう行為をしているが、まだ突っ込まれる感覚は早々慣れない。先ほどイヴァンに中出しされたもんが気持ち悪かったが、それよりも煙草が吸いたい気持ちの方が上だった。だるい身体を起し、未だにルキーノの上に圧し掛かって退かないイヴァンの身体を押し戻す。

「おい、煙草。」
「くそ、わーったよ。」

少しだけ不貞腐れたイヴァンがそう悪態を吐き、ベッドから降りると、暫くしてその手に煙草と灰皿、そして火つけを持ってくる。それをルキーノは受け取ると、口元に煙草をなえて、フゥーと煙を肺へと十分に循環させた。犯ったあとは結構素直だよなこいつ、普段からこれなら良いんだがなとそんな事を思いながら、ルキーノは煙をゆっくりと吐きだす。その間にもイヴァンはそわそわと落ち着きなく、ベッドの上で胡坐をかいていた。

「おい、まだかよ。」
「まだ一服終わってないぞ。」
「うるせー我慢出来ないんだよ。」
「まったく、さっき一発犯ったばっかだろうが、待てくらい覚えられんのかお前は。」
「俺は犬かよ、おい!」

不機嫌そうにしながらも、それでも一応自分の一服を待ってくれる気でいるイヴァンに、ルキーノは苦笑を零し、しょうがないなと灰皿に煙草を押しつける。
そしてルキーノは胡坐をかいたイヴァンの前に身を屈めた。

「まだ、ちーと入れられるのはキツイんでな。だから口で我慢しとけよイヴァン。」
「あ、おいルキーノ?」

ルキーノの行動に少しだけうろたえた表情のイヴァンに気分を良くし、先ほど吐き出したにも関わらず既に力を取り戻しつつあったそれに触れ、躊躇いもなく口に含む。初めの頃は口でする事に抵抗があったが、今では鼻を擽る雄の匂いにも嫌悪感は感じなかった。舌を使って先端を舐めてやると、ウッとイヴァンの口から漏れた呻き声にルキーノは内心で笑う。

「なんだ、もう・・いきそうなのか?」
「つ、うるせーな、黙ってしてろ。」

ハイハイと相槌だけをうち、根本を支えながら屹立を呑みこむ。イヴァンのものがそれ程大きく無い事に少しだけ感謝だが、それでも全部をなえるには些かきついものがあった。しかしそんな事は顔には出さず、飽くまでルキーノは余裕を装う。タチは譲っても、年上という立場は譲りたくは無いのが本音だった。イヴァンごときが、この俺を翻弄するなんて甘いんだよという意味も込めて、奴のものを舐めあげる。ビクリと口の中のものが脈動をうち、今にもたっしそうな程にデカくなっている。

「つ、おい・・」
「ん?」
「く、そろそろ・・まずい、顔離せ。」
「・・・構わねーよ、・・・そのまま・・出せ。飲んでやる。」

ルキーノの言葉にイヴァンは眼を丸くしたが、それにも構わずルキーノは続けた。ここで顔を離す気は最初から無かったし、している内に自身も興奮していたのも有った。ルキーノが吸い上げると、それに耐えられなかったのかイヴァンは息をつめ、ブルリと身体を震わせてルキーノの口内へと白濁を吐き出す。苦味走った青臭い味が口に広がり、全てそれをルキーノは飲み下した。

「お、おい。ハッ、信じられねー飲むか、普通?」
「まぁ・・・確かに美味くは無いがな。」

口元に付いた白濁をペロリと舐めて、イヴァンのものから顔を離す。これで少しは満足しただろと、ルキーノはイヴァンへそう言葉を紡ぎ、自分はバスルームに向かう為にベッドから抜け出した。その途端に、イヴァンはハァー?と些か間抜けな声を上げる。

「ちょ、待てよ。ルキーノ、てめぇー何処行くんだよ!?」
「何言ってる。バスルームだよ。そろそろ仕度しないと間に合わないんでな。」
「嘘だろ、こんな早くか?」
「つったって、もう三時だろ?今日お前、何時だ?」
「俺は、六時半。」
「なら、まだ少し寝とけ。俺は先に出るがな。」
「おい、待てっつってんだろ、このボケ!」

イヴァンはルキーノが引っかけたバスローブを引っ張り、引きとめる。そんなイヴァンに呆れたよう溜息をつき、ルキーノはそれへと身体を向けた。

「何だ、まだ足りないのか?」
「ちげーよ、その仕事てめぇーじゃなきゃ駄目なのかよ?」
「当たり前だ。俺が行かなきゃ示しにならん。お前だってそうだろう?」
「ちっ、クソ。」

そう悪態をイヴァンはつくと、おいっとルキーノが止める前にグイっと引っ張られそのままイヴァンに口ちづけられる。

「つっ・・・く、おい・・・フェラの後にキスをするな、この馬鹿。」
「・・・・・ファック、先に言えよ。」

苦さに顔を顰めて、そう言うイヴァンに自分が勝手にした癖になとルキーノは苦笑を浮かべると、ポンっと奴の水色の頭を軽く叩いた。

「何だ?それとも俺がいなくなると、寂しいか?」
「ば、チゲーよ!何いってやがるんだ。てめぇーは!」
「なら、離せイヴァン。動けないだろ?」
「・・・・・。」
「まさかとは、思うが。お前仕事と俺、どっちが大事何だよとか言い出すんじゃないだろうな?」
「う・・」
「・・・・まじかよ。」

図星をつかれたとでも言うかのように、イヴァンが息をつまらせる。その様子にルキーノもまさかという思いから、瞳を丸くさせたが、やがて可笑しげにククっとした笑いをその口元から零した。

「んだよ?」
「お前、可愛いな。」
「うるせー。」

ふて腐れたように、イヴァンはルキーノを離して、再びベッドへと横になる。そんなイヴァンにルキーノは仕方無いとでも言うかのように息を付いた。
本当なんで、こうも可愛いんだかなこいつは。

「また、暇があれば付き合う。それくらい待てるだろ?」
「・・・ガキ扱いすんじゃねーよ。」
「なら、それなりに見えるようになってみろよ。」


そしたら、お前に好きなように抱かれてやる。そうルキーノが耳元で囁くとイヴァンは「は?」と驚きの声をあげ、次には顔を真赤にさせて身体を固まらせていた。本当に何がどうなってこいつとこういう関係になったかは未だに良くルキーノにも解らなかった。
けれどそれでもこんな事で、やきもち焼いちまうこいつを可愛いと思い始めている自分がいる事は否定出来ない。俺も焼きが回ったな。

(だが早々主導権は握らせんぞイヴァン。)

ルキーノはニヤリと楽しげな笑みを浮べて、今度こそ仕度を整える為にバスルームへと向かったのだった。







やきもち











END
(裏風味にするつもりが、完璧裏になった。ルキジャンで、匂わせるだけでそういう直接的な場面書いてないのに、それより早くやってしまったイヴァルキ、なんかその、手が勝手に。)







お題配布元
疾風迅雷






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