「ロ〜イドく〜ん」
「ゼロス！ 良かった、どこにもいないから探したぜ。突然、この部屋で一人で待ってろって言われてさぁ……」
「ああまあ、今回の企画の一環でな」
「企画？」
「いーのいーの、そこは気にしないで」
「そうなのか？ まあ、お前の顔が見れたから何でもいいか」
「そーでしょ、そーでしょ。ロイドくん、愛してるぜ〜」
「ああ、俺もだ、ゼロス！」
「……なんというか、実に自然に、かなり普通に、平然と口にして、平然と受け入れられて、平然と会話されているんですが……」
「ああ、全く、恐ろしいね。さっき本人が言っていた通り、まるで日常会話のような有様じゃないかい。常軌を逸しているよ」
「……信じられんある……」
「本当に、日々口にしているのでしょうね」
「……」←開いた口が塞がらない
「とまあ、俺らの場合はこんなとこだな。さ、次は誰が行く？ 言っとくけど、後だろうが先だろうか、言わない限りはこの企画は終わらないんだぜ？」
「……仕方がない。ここでいつまでもこうしていても埒があきません。僕が行きましょう」
「おっ、さっすが骸君！ んじゃ頼んだぜぇ」
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