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記念リクエスト
4
「やっ、んぅ……! ダ、ダメ、奏太、許してっ、ひっぐ」
 
媚びるような甘い声が、真人の口からあふれ出る。その瞬間、真人は髪を強く引っ張られる感触を覚え、さらに奥へと奏太の陰茎を挿入されてしまった。

肉と肉のぶつかり合う音がし、一瞬息が詰まってしまいそうになるほどの衝撃と快感を体に刻まれる。

「やあぁっ、やだっ、無理だよっ! うぅ、いやぁ!」
「また喜んでるのか? なんでお前はそんなに淫乱なんだ」
「ち、違うっ、僕は……っあぁ、やっ、ごめんなさいっ」
「違わないだろ。真人はほっといたら誰とでもヤりたがるビッチだからな。いい加減こっちもうんざりだ」
 
真人の髪をつかんでいる奏太の手に力が入る。その手は怒りに震えているのか、小さく震えていた。

「真人は俺のものだ、俺だけを見てればいいんだ。それなのにどうしていつも違うところを見てるんだ!」
「ごめんっ、なさい、あっ、あぁっ! やぁっ、謝るからっ、奏太しか見ないから!」
「ああ、俺しか見るな。真人は俺のものなんだからな」
「ぼ、僕、奏太のもの……!」
 
暗示をかけられたかのようにつぶやく真人は、ふとした瞬間大きく目を見開いて、さらに余裕のない声を上げた。

ずっと激しく突き上げられていた穴が、これまでとは違った感覚を伝えてくる。意識が飛びそうなほどの強烈な快感。それは真人が間もなく絶頂を迎えようとしている前兆に他ならなかった。

「イきそうなのか?」
 
奏太の問いに、真人はやっとの思いでうなずいた。

「だったら我慢しろ」
「そ、そんな、あぁっ、無理だよっ」
「無理じゃないだろ。俺のことが本当に好きならそれくらい我慢できて当然だ」
「うぅ、か、奏太、ひあぁっ」
 
両手で腰をつかまれ、ガツガツと犯される真人は、目にいっぱいの涙をためて唇を噛み締めた。自分が我慢すれば奏太が満足してくれる、その思いだけを支えに真人は濁流のように押し寄せてくる快楽の波に耐えようとしていた。

しかし、奏太の腰つきは真人をひたすらに追い詰める。まるで真人が先にイってしまうよう、故意に激しくしているかのようだ。

「やっ、あああっ、ダメッ、イっちゃう! 奏太っ、やめてぇっ!」
 
奥をえぐられるような動きに身悶える真人は、いよいよ限界を迎えた。混濁しかけていた意識が、絶頂の快感に押し流されていく。

体は自分の意思とは無関係にビクビクと痙攣し、奏太の陰茎を咥える穴は、絶頂の余韻に浸るように収縮して、陰茎を締めつけていた。

「あっ、はぅ、うあぁ……」
 
重たい息を吐き、肺の中をすっかり空っぽにしてしまうと、真人は尻を高く上げたまま顔をシーツの上にうずもれさせた。

絶頂を迎えたものの、ドライでイったため、あの気怠さはまったくと言っていいほどない。そのため胸の中では燃え上がるような劣情が再び湧き上がってきた。

「イったのか?」
 
低い言葉が耳の奥で響き、尻に奏太の手が触れる。乱暴に尻たぶをつかんでくるその手に、真人は一気に現実へ引き戻された。

「ご、ごめんなさいっ、んっ! 待って、まだイったばっかりだから……!」
「我慢しろって言ったのにどうしてイったんだ?」
「あっ、あぅっ、だ、だって奏太がっ」
「俺のせいだって言いたいのか?」
「そうじゃなくてっ! あぁっ、やめっ、待って!」
 
真人の制止する声も聞かず、奏太は再び真人の中を穿ち始める。中をかき回すたびズチュッズチュッと卑猥な水音が鳴り、耐えられない刺激に真人は情けなく顔を歪ませて、泣きながら奏太へ助けを求めた。
 
穴はイったばかりでとても敏感になっている。そこを乱暴に刺激されれば、嫌でも再び絶頂を迎えることは必至だった。

「んぁ、やっ、あっあぁっ、か、奏太、やめてっ」
「勝手にイったくせに、またイこうとしてるのか? 本当に真人はどうしようもないな」
「やっ、やだっ、奏太、うぐっ、ごめんなさい」
 
奏太のあきれたような声を聞くたび、真人の心は削られるように痛んだ。だが、それと同時に、見下されていることへの快感も覚えてしまう。そのたびに真人は奏太の陰茎をキュンキュン締めつけ、泣き喘いでいた。

「真人にはもっとお仕置きしてやらないとな」
「ひっ、やめっ、ごめんなさいっ! あぁっ、いやあぁっ!」
 
再び絶頂が真人の身を襲い、絶え間ない快楽が連続で訪れる。息をつく間もなくイき続ける真人は、パチンッと乾いた音がすると、体を硬直させた。尻に感じるヒリヒリとした痛み。どうやら奏太が手のひらで、真人の尻を思い切り叩いたようだった。

それを皮切りに真人は何度も尻を叩かれた。赤く腫れた尻に痛みを感じるたび、無意識のうちに真人の穴はヒクつき、ますます奏太の硬い陰茎を飲み込んでいく。

すでに何度もイってしまった真人の意識は徐々に朦朧としてきて、突っ張っていた両手両足はぐらりと揺れ、いよいよ四つん這いすらできない有様となった。

支えきれない体をだらしなくベッドの上に倒れさせ、真人は薄く開いた口から涎をたらし、だらりと舌を出した。

「こっちを見ろ」
 
奏太の苛立ったような声がする。それと同時に背後から伸びてきた手に、真人の体は仰向けにされ、冷たい表情をした奏太と面と向かうことになった。

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あきゅろす。
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