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短編
おまけ2
メランは座った状態で水崎を背後から抱きすくめ、向こうで嬲り者にされている戸羽を見せつけてやりながら、ねちっこく、執拗に愛撫を加えていた。
 
水崎の腹はそれまで散々出された精液でいっぱいになり、心なしか膨らんでいる。後孔には栓をされ、これまで中に出された精液が漏れ出さないようにしてあった。

「酷いことするなーあいつら、ハハ。あとで言い聞かせないとすぐにあの人間使い潰しそうだ」
「うぅっ、戸羽さん、俺のせいで……頼む、俺もあそこで奉仕させてくれ」
「負担を肩代わりしようってこと? 優しいねー、でも駄目だ。お前は俺専用の肉便器なんだからさあ」
 
水崎は言葉を失いながら、輪姦され、狂乱の輪の中で玩具にされている戸羽を見た。
 
これでは戸羽の身がもたないと案じた水崎は、メランに向き直り必死の形相で助けてくれと頼み込んだ。それでも駄目だと言われると、頭を床に擦りつけながら土下座の態勢で哀願した。

「まだあんな奴のこと守る気? さすがに理解に苦しむなあ、こんな無様な姿まで晒してさあ」
 
メランはクスクス笑いながら、刺青を入れられた水崎の尻を撫で回し、赤い跡が残るよう強めに叩いた。

「しょうがないなー。そこまでお願いされたらちょっとくらいは応えてやらないとな」
「ほ、本当か? 戸羽さんのこと助けてくれるのか?」
「ああ、お前があの人間を孕ませたら、今日のところは勘弁してやるよ」
「何言ってるんだ。そんなことできるわけないだろ」
「もちろんお前の種じゃあいつは孕まないよ。だからこうするんだ」
 
メランはおもむろにチューブ状の器具を取り出し、水崎に体を起こすよう命令した。
 
起き上がった水崎はメランが持っている器具を見て、怪訝そうに眉を顰める。チューブの根元には袋状のブヨブヨしたものがついていて、何をするものなのかまるで想像がつかない。

「それは何なんだ?」
「この袋の中に俺の精液が詰まってるんだ。まず、この先端をお前のチンポに挿入するだろ?」
 
萎えかけていた陰茎を乱暴にシゴき、勃起してきたところでメランはチューブの先端を水崎の亀頭に押し当ててきた。尿道をこじ開け、チューブが無理矢理中に入っていく。

「ひぎっ! あがっ、いだっ! やめろ、何するんだ!」
「これくらい我慢しろよ。仲間助けたいんだろ?」
 
チューブが尿道を伝ってどんどん奥へと入ってくる。やがて止まると、メランはチューブに繋がっている袋を押し出し、中の精液を水崎の尿道へ押し流して行った。

「あっ、がぁっ! いやだっ、入ってくるな!」
「チンポの中にまで種付けされちゃったな。これだけ入れれば十分か、じゃあ抜くぞ」
 
ズルズルとチューブが引き抜かれて行き、水崎は声にならない声を上げながら悶えた。
 
チューブが完全に抜けると、出された精液が逆流し始めるが、すぐさまメランが栓をしてあふれ出ないようにする。
 
水崎はそのままメランに抱えられ、戸羽の元へと連れて行かれた。

「うっ……水崎? お前、大丈夫なのか? それ、チンコに何か刺さってる……?」
「戸羽さん、今助けるから……少しだけ我慢してくれ」
「み、水崎? 何するんだ? ちょっ、やめろって!」
 
水崎は尿道に刺さった栓を抜き、メランの精液があふれないよう必死に我慢しながら、戸羽に勃起したモノを挿入した。
 
幾人ものシャドウに犯されてきた穴はかなり緩くなっていて、突くたびに精液がかき出され、卑猥な音を立てながらあふれてくる。

「うっ、はぁっ、戸羽さんの中に出したら、今日は休ませてくれるって約束したんだ。だから、つらいけど今だけは我慢してくれ!」
「あぁ、やだっ、やめてくれ水崎! こんなのいやだぁ!」
 
混乱するようにわめく戸羽を押えつけながら、水崎は腰を打ちつける。
 
周囲のシャドウたちは二人の情けない姿を見て大笑いし、もっとやれとはやし立てていた。

「戸羽さん、悪い。もう我慢できない……! んっ、あふっ、ごめっ、あぁ、戸羽さんごめん……!」
 
いよいよ我慢できなくなった水崎は、必死に謝りながらも恍惚とした表情で戸羽の中へメランの精液を絞り出した。さらには自分も射精して戸羽の腹をさらに膨らませた。

「うっ、ひっぐ……水崎まで俺のこと、うぅ、もうこんなのいやだ」
 
戸羽は泣き濡らした顔をさらにくしゃくしゃにしながら、年甲斐もなく泣きじゃくっていた。よほど水崎に犯されたのがショックだったのか、顔を反らして目も合わせようとしなかった。

「アハハッ、いやー面白いもの見たなあ。じゃあ約束通り今日くらいは休ませてやるよ。ほら、お前らも今日はこれでお開きだ! さっさとどっか行け!」
 
メランの一声で周囲にいたシャドウたちは不満そうにしながらも立ち去っていった。潮が引くように人気のなくなった部屋に、水崎と戸羽、そしてメランだけが取り残される。

「ボルテックス、そこの人間の穴にこの栓しておけ。じゃあ、明日またよろしく頼む」
 
メランは水崎がしているのと同じ栓を渡すと、その場を後にした。

「戸羽さん、これ入れるから足開いてくれ」
「……もう嫌だ、こんなの耐えきれない。誰か助けてくれ」
「大丈夫だ。きっと助かる」
 
水崎は戸羽に栓を挿入すると、言葉少なに戸羽の隣に横たわった。もう何かをする気力もなく、冷たい床の感触を肌に感じながら目を閉じる。
 
今日を乗り切っても、また明日がある。果たしてここに救いの手は差し伸べられるのだろうか。水崎の脳裏に最悪の想像が広がるが、今は考えないことにして、眠りへと落ちて行くのだった。

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