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シリーズ
6
高鍋は手に放たれた精液をティッシュで拭きながら、ゼエゼエ息を荒げてこちらをにらむ古座に笑いかけた。

「そんなににらんでどうした? ああ、ひょっとして舐めたかったのかい、自分のチンポからいっぱい出した精子を」
「クソ野郎! 今すぐその喉を潰して、二度としゃべれないようにしてやる」
 
凄む古座だが、その口ぶりとは裏腹に体は浅ましく発情しており、少しも物騒な言葉に説得力はなかった。

「ずいぶん怖いことを言うね。それじゃあもう一度言ってみてごらん」
 
そう言いながら高鍋はギュッと古座の乳首をつまんだ。一瞬のうちに強すぎる刺激が小柄な体に流れ、魚のように大きく跳ねる。

古座はその衝撃に声も出せず、小さく「あっ……ああっ!」とうめき声を漏らすと、息も絶え絶えに高鍋をにらみつけた。

「古座君のおっぱいはずいぶん敏感になったようだね。薬のせいもあるとは言え、やっぱりもとから感じやすかったのかな?」
「……っう、黙れ。てめえも、全身で痛みを感じさせてやるよ」
「感じるなら君みたいに気持ちいいのがいいけどな」
 
高鍋のくだらない冗談に古座は怒りを燃え上がらせるが、目の前に現れた巨大な陰茎を見て、怒りは一気に冷めていった。
 
青い顔をした古座に気づいた高鍋は、凶悪な大きさの陰茎に似合わず優しく微笑みを浮かべている。高鍋は古座の体にまたがると陰茎を口元に差し出した。

「その酷い臭いのする棒をしまいやがれ。うっ、クソ、近づけんな!」
「ほーら、お口を開けてごらん」
 
かたくなに口を開けようとしない古座の鼻をつまんで、息をするために口が薄く開いたところへ無理矢理陰茎をねじ込んだ。

古座の口の中はちょうど良いくらいに生温かく、すべて入れようと奥へ突き進んでいくと苦しげなうめき声が聞こえてくる。
 
高鍋は愛おしそうに古座の頭を撫で、ベッドわきに置いておいた酒瓶を手に取り、笑みを顔に張りつかせふたを開けた。

「飲ませた薬もそろそろ切れる頃だろうし、ここでちょっとアルコールでも飲んでもらおうか」
 
瓶からこぼれだす酒は、高鍋の陰茎を伝って古座の口へと流れ込む。大半は口の外へと流れ出したが、それでも瓶の三分の一ほどは飲み込んでしまった。

もとから酒に強い質ではなく、むしろ弱いくらいだったために、古座の顔はすでに茹ダコのように赤く染まり始めている。

「真っ赤だね、もっと喉奥まで飲み込んでもらおうか」
 
一気に押し込まれた陰茎が喉を突き、古座はたまらずえづいてしまう。

だが高鍋はそれにも構わず自らの欲望を満たすためだけに古座を利用し、やがて酒にまみれた口へと精液を排出した。
 
ようやく自由になった古座の口から漏れるのは、罵倒の言葉でも慈悲を求める言葉でもなく、ただ苦しそうに口の中の精液を吐き出す音だった。

古座の口元は酒と涎と精液で汚れ、目元には生理的な涙が浮かぶ。

「ずいぶん汚い口元だ。飲み込んでくれたらこうはならなかったのに」
 
古座の口元を拭ってやる高鍋の瞳は、次の行為へと及ぶ期待と興奮に揺らいでいた。

それを見ていることしかできない古座は、酒に酔った締まりのない赤ら顔で、必死ににらんでやろうと一人葛藤していた。

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あきゅろす。
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