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シリーズ
7
素股した時に刺激された陰茎が、下着の上からでも分かるくらい勃起している。これを見られたらきっと馬鹿にされるだろう、と古座は危惧を抱くも呆気なく押し倒され、布団の上に転がされた。

「特別に縄解いてやるよ。もし変な真似したらただじゃ……は? お前勃起してんの? さっきの素股そんなに気持ちよかったのかよ」
 
こちら見下ろす四つの顔がゲラゲラと笑う。

「チンポ擦り合わせて勃起してるとかお前もやっぱホモじゃん。本当は木野井とデキてんじゃねえのか?」
「うっ、こ、これはしょうがないだろ! 大体そっちだって俺で勃起してんだから人のこと言える立場かよ!」
「……チッ、うるせえ馬鹿! 口ごたえすんな!」
 
素股をさせた男はムッとしながら古座を殴りつける。
 
古座の両手を縛っていた縄は解かれていたが、すぐにマウントポジションを取られかねないこの体勢では反撃するわけにも行かず、拳を握り締めて今はひたすら耐えた。

「おいやめろって。まだ俺ヤってないのに顔ボコボコにすんなよ」
 
唯一まだ古座を犯していなかった男が止めに入り、それ以上暴行が続くことはなかった。しかし息つく暇もなく、今度はその男が古座の顔に跨がって、口に陰茎を挿入してきた。
 
今までよりもずっときつく屈辱的な体勢に古座は涙を浮かべてうめき声を上げる。

「あー、この体勢でヤるのが一番気持ちいいわ。上下関係も叩き込めるし」
「ハハ、ひでー奴だな。しかしまあ、一発じゃヤり足りないよなあ。素股もいいけど、どうせなら口以外に使える穴が欲しいところだ」
 
最初に古座の口を犯した男は何やらブツブツ言って、古座の足の方へと回り込むと、下着を剥ぎ取り大きく足を開かせた。
 
何もかもが暴かれ、見られたくない部分が人の目に晒される。

「んぐぅ!? んんっ、うぅっ! んう゛うぅっ!」
「暴れんじゃねえよ。今からお前のケツの穴掘ってケツマンコにしてやるからありがたく思え」
 
話が違うと叫びたくても容赦なく口を塞ぐ陰茎のせいで言葉は出ず、古座の穴に遠慮なく男の指が挿入される。
 
太くゴツゴツした指は最初こそ浅いところを様子見するように撫で回していたが、奥まで入ると無遠慮にガツガツと指を出し入れし始めた。
 
たった二本の指に蹂躙され、みるみる解されていく穴は容易に快感を拾い上げ、古座の体はどうしようもなく熱を持て余した。指が気持ちいい部分をかすめるたび体が震え、甘い声が鼻を抜けてくる。

「ずいぶん簡単に指が入っちまうようになったな。しかもこんなことされてもう感じてるとか、普段からここ使ってなきゃこうはならないぞ」
「んんっ!? んっ、んおっ、お゛おっ!」
「情けねえ声出して恥ずかしくないのかよ。てめえ本当はケツ誰かに掘られて喜んでる変態なんだろ?」
 
違うと叫ぶ代わりに古座はわずかに横へ首を振った。その間にも男の指は穴を広げ、コツをつかんだのか古座の感じる場所ばかりを執拗に撫でてくる。
 
ビクビクと引きつる太もも、指の動きに合わせてクネクネと動く腰。これではいくら拒否しても、男の言った通りの変態に見られても仕方なかった。

「そろそろ出るかも。あー、やべえなこれ、うっ」
 
快感に身悶えていると口の中に精液があふれてきた。わずかに苦みのあるそれを無理矢理喉へ流し込み、古座は目に涙を浮かべながら息をつく。

「やっと出したのかよ。じゃあ俺もそろそろこいつのケツにチンポ恵んでやるか」
 
顔に跨がっていた男がいなくなったのも束の間、後孔から指が引き抜かれ、代わりに陰茎を押し当てられた。

「……っあ、ま、待てよ! ケツではしないって言ったじゃん! だから代わりに口で相手してやったのに!」
「は? ケツでしないなんて俺は一言も言ってねえよ。大体お前、自分が人に指図できる立場だと思ってんのか?」
「で、でもこんなの話と違――」
「ごちゃごちゃうるせえ! 黙って犯されろ!」
 
短気な男は怒鳴りながら一気に奥まで挿入した。
 
頭の奥が痺れるような感覚に一瞬気が遠くなりかける。最初からガツガツと奥まで貪る乱暴な交尾だったが、体はすっかりそれを受け入れつつあった。

「うわ、マジで男とヤってるよ」
 
見物しているひとりがポツリとつぶやく。しかし言葉とは裏腹に嫌悪感より好奇心が先行し、古座が犯される姿をまじまじとその目に映していた。

「男のケツなんかで気持ちよくなれんのか?」
「……でもバックでヤったらチンポ見えないしいいんじゃね?」
 
男たちの中で徐々に男同士でのセックスへの抵抗感が薄れ始めていく。
 
決定打になったのは、あられもない声を上げ、艶めかしく身悶える古座の痴態だった。

「あっ、あぁっ、んぅ……! もっ、やめて、んあぁっ! こんなっ、いや、あああ!」
「媚びるような声出してんじゃねえよ。お前もうチンポ好きじゃないって言い逃れできないからな」
「ち、違っ……! こんなっ、いやだ!」
 
嫌と言ったところで体は言うことを聞かず、勝手に震えたり跳ねたり、男を求める動きをする。

「ああもうっ! 俺我慢できねえ! 次は俺がそいつヤるからな!」
「じゃあ俺もう一回口で抜こ」
「あっお前ずりーぞ」
 
興奮した男の勃起が古座の口元に突きつけられ、仰向けのまま咥えさせられると体勢のせいかさっきよりも息苦しい。
 
さらに犯されている最中なので余裕もなく、早く射精させようと必死に男のモノにしゃぶりついていた。

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あきゅろす。
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