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シリーズ
8
男の勃起が僕の中に入ってきた。あんなに大きくて絶対に入らないと思っていたのに、僕の尻の穴は大きく口を開いて男のモノを飲み込んでいた。

「大きい! チンチン大きい、無理っ、裂けちゃう、ひゃああっ!」
 
僕の中が掻き回されて、激しく奥を突きあげられるたび口から声が漏れた。

「私のモノを締めつけて、そんなに気に入ったか? この淫乱吸血鬼め」
「あっ、あぁっ、も、僕、ダメェ! 頭、おかしくなっちゃう!」

体がビクビクと痙攣して、揺れる鎖のこすれる音が煩わしいが、男はそんなことなど気にもかけず僕を犯す。

ザラザラした舌が僕の頬を舐め、にじむ汗や流れる涙の味を堪能していた。

気持ちよ過ぎて、何が何かも分からない。このままでは身も心も男の手によって壊されそうだ。

でも僕は恐ろしさに身をすくませるよりも、もっとしてくれと自分から腰を振ってねだっていた。

「中に出して欲しいだろう?」
「ひぎっ、やっ、無理、出さないで!」
「何故だ? 中に出しさえすればそれで終わりだ、楽になれるぞ」
 
男の言葉に僕の心が揺れる。結局僕は地の底に落ちた自尊心より、目の前の屈辱に満ちた安寧を取った。

「中に出して! 僕の中に出して!」
 
自分から射精をねだるという屈辱が、今は信じられないほどに心地よかった。濁流のように男の精液が腹の中へ押し寄せ、あまりの量の多さに息が詰まる。

僕も量こそ少ないが精液を勃起から垂らし、ようやく落ち着いて男を見上げた。

「早く、抜いて、お腹が熱い……」
「ここか? しかし抜くのはまだ早い、まだすべてを出し終わってはいないのだからな」
 
男は僕の両足を持ち上げ、そのまま抜くことなく再び僕を穿ち始めた。男に抱えられているようなこの態勢では、結合部がよく見えてしまい、僕の劣情はさらに煽られる。

一体この辱めはいつまで続くのだろう、僕はそう思いながら毛に覆われた男の体に後頭部を押しつけ、自分の中を出入りする男の巨根を見つめていた。




目が覚めた時、すでにもう何もかもが終わっていた。全身に精液がこびりつき、特に股のあたりは酷かった。

男に注がれ続けた精液は僕の穴からあふれ出て、それでもすべて出し切れていないため、下腹部がわずかに膨らんでいるようだ。

最後に見たのは意識朦朧の僕の頬を嬉しそうに舐める男の山羊面で、その後蹂躙し尽した僕を放置してどこかへ行ってしまったのだろう。

すべてを済ませたことを喜ぶべきなのだろうが、これがまだ何年も続くとなると、とても喜んではいられない。いや、それどころか絶望だ。

こんなことをあと二、三回続ければ、僕の頭はおかしくなってしまうだろう。でも僕にはどうすることもできない。無力な自分のことを考えると、悔しさのあまり涙が頬にこぼれ落ちていた。

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