初恋は実らないって本当ですか?
ろく
保健室には保険医は居らず、理一は俺をベッドに投げた。
「いっ」
思わず声を上げてしまったが、理一の顔をみてつい黙ってしまう。
「お、怒ってる?なぁ?理一?」
「なあはる。ついに好きな奴ができたか?佐藤さんだっけ?可愛いもんなあの子。でもはるには向いてないよ。あの子ちょっとわがままなところあるし。はるにはもっと違う「おい!」
なんだよ。」
「なんでお前が佐藤さんの悪口言うんだよ。」
「あぁ、好きな子の嫌なところは聞きたくなかった?」
「違うって俺は!」
「何?初恋は実らないんだろ?だったらいいじゃん。佐藤さんはお前とは付き合えないよ。」
「違うってば!なんでお前が怒ってんのかって聞いてんだよ!」
「なんでって?分かれよ!俺はお前が…っっ
やっぱ言わねえ。」
「なんだよ、言いたいことがあればはっきり言えよ!」
「っ、だって、言っちまったら終わりだから…」
「?」
「言わせて後悔すんなよ」
「あぁ」
「好きだ。」
「え?」
「お前が好きだ。」
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