正夢 1



text『奥様は番長』設定です
(要は金剛が壊れてるって事(コラ))
















窓辺から射し込む光にボンヤリと開いた目を再び閉じるのではないかという程に細める。
パタパタと駆ける小さな足音にふっと口元が緩んだ。
シーツに伏せた顔をそのままに目を閉じると、キィ…と遠慮がちに部屋の扉が開く音が聞こえてくる。


「……パーパ?」


幼い声が自分を呼び、小さな掌が遠慮がちに頬へと触れた。
ペタッ、ペチペチ、
段々と容赦が無くなる手は、けれども自分にとっては微々たる力で頬を叩く。


「パパ、ご飯」


まるでその言葉に反応したかのように、味噌汁のいい匂いが鼻先を掠めた。
今日こそは赤味噌だろうか。
白味噌派の人間の意思を曲げるにはまだまだ時間がかかる気がする。


「パパっ」


幼い声が必死になって自分を呼ぶ。
そろそろ起きなければ、泣き出してしまうかもしれない。
そう思って、ソロリと目を開ければ不安げな顔が途端に輝いた。
黒い髪はややクセっ毛で、瞳は青。
まるっきり自分には似ていない少年は、愛しい人間の半身とも言えた。


「パパ!おはよう」

「あァ、おはよう」


少年を抱えて部屋を出る。
居間を覗くとオカズの乗った皿と白いご飯が美味しそうに湯気をたてていた。


「ママは、キッチン」

「そうか」


少年の言った通り、キッチンに立つ背中を見つける。
白いエプロンをつけて、味噌汁をよそう背中が不意に振り返り、にこりと男が笑った。


「おはよう、晄」































「…という夢を見たんだが、実現させねぇか」

うん、まず男同士じゃ子供は出来ないし男は子供産めないし君パパって顔じゃないしそもそも何で子供が僕似なのかとか言いたい事は沢山あるけどその前に一度脳味噌診て貰って来たら?二度と帰って来なくて良いから(ニコッ)


(その時の卑怯番長は念仏番長曰く物凄くいい笑顔をしていたそうです)















とうとうここまで来ちゃったなぁ…私は金剛をどうしたいのか
…ショタコンではない…と…思い、ます(汗)



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