Promessa誓い
わざわざ空港まで迎えに来てくれたリボーンさんに連れられて、セレネ達は十代目の家へとやって来た。
「あっ、リボーン! お前みんなを呼び出しといて出かけるってどういうことだよ! …って、後ろの二人は?」
扉を開けてすぐに、蜂蜜色の髪の少年が叫んだ。
彼のほかには黒髪の少年と、何だか気分が悪そうな銀髪の少年。それと5才ほどの子供が二人。
最後の一人は髪の長い女性で…
「セレネ!」
「ビアンキ」
そう言ってセレネに抱きついてきた彼女はビアンキ。"毒サソリ"の名を持つプロの殺し屋で、セレネとはプライベートで仲が良かったりする。
「久しぶりね。ここへは仕事で?」
「Si.十代目の護衛を仰せつかったんです」
ビアンキに軽いハグを返してから、もう一度部屋にいる人たちを見た。
「またマフィア関係の人ー?!」
「こいつがツナだぞ」
と言ってリボーンさんは蜂蜜色の少年のあごを蹴り上げた。
「いってー! いきなり何なんだよ!!」
涙目になりながら言う彼を、しばらく見つめる。するとその視線に気付いたのか、彼も戸惑いながらセレネ達を見つめてきた。
セレネは振り返ってアルトと視線をまじわせる。お互いひとつずつ頷くと、彼の前に歩み寄った。
床に座っている彼の前にひざまずき、深く頭を下げる。
「お会いできて光栄デス。ボンゴレ十代目綱吉サマ」
「我ら姉弟、御身を狙わんとする族から命を懸けてお守りすると誓いましょう」
「「我ら"双子の蜜蜂"の誇りにかけて」」
***
蜜蜂たちの唇が少年の両手に触れた
20071118
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