我が子へ 君がこの世に生まれたとき 僕は病院へ向かう最中だった 出産予定が早まり、君の誕生に立ち会えなかったけれど 少し疲れた顔で微笑む妻と、穏やかに寝息を立てる君を見た瞬間 僕の心は温かいもので一杯になった 幸せで仕方なかった 世界の全てが愛しくて、僕は神に感謝して、そして君を抱き上げた あの、小さくて軽くて壊れてしまいそうな君は、もう10歳になったね 昔の小さな君ではなくなり、少し生意気になった 我が儘を言うようになった それでもやっぱり愛しくて、かわいい僕の娘であることに変わりは無い 僕と妻にはいろいろあったが、君はいつまでもいつまでも僕の娘だ 我が子の幸せを願わない親は居ない 終わらない毎日を、暮れない陽を、君にあげたい ベラ 小さな僕の天使、愛しい子 僕が君を守ろう 終わらない毎日を約束しよう 例え暗い光でも、生きていればそこに陽は輝く 君を守るためなら何でもしよう 続く永遠こそが幸せだと願ってやまない サム・モンロー 愛しい娘へ 父より [*前へ][次へ#] |