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心配性と鈍感



ルブルムの広大な高原が広がる中、0組は依頼を進行していた。
アイスプリンが徘徊するせいで街の人が外に出られないというのだ。


シンク、ジャック、エイトは率先してプリン退治に出掛けた。
行く前にトレイが心配してポーションやらプリンの弱点やらを長々と説明してきたが基本聞いてたのはエイトだけだった。


『あは〜、なんかよくわかんないけどプリンっちボッコボコにしてくるねぇ』

『話は最後までき…』

『行ってきまーす』

『こら!シンク!』


という具合で出てきたのだ。
トレイに注意されたことは覚えていなかったがプリン退治には順調だった。


「僕たちトレイの説明なくても全然よゆーだよね〜、楽勝楽勝♪」


ジャックが鼻歌を歌いながらう言うと敵に拳を浴びせながらエイトはため息をついた。


「最後まで気を抜くな」

「えー、エイトってば真面目さんだねぇ、シンクちゃんも楽勝…」


その目を逸らした瞬間、プリンの攻撃がシンクにと当たってしまった。
シンクはそのまま気絶してしまっていた。


「「シンク!!」」


ジャックが駆け寄り、シンクを担ぐと、エイトが残りのプリンを退治し、ここは引いた。
休めるところに行き、トレイのポーションを与えると、少し良くなったのか、表情が和らいだ。
ジャックとエイトは安心したように笑った。


「あ〜、どうなるかと思ったよ〜、トレイがシンクの事心配する気持ちわかるよねぇ」

「本当だな、ここにトレイがいたら大変だっただろうな」

エイトは苦笑いした。
人一倍シンクを心配しているのはトレイなのだから。


「でもまぁ…トレイとシンクって仲良しだから僕ちょっと妬けてきちゃうよ〜」

「え」

「あはは、冗談冗談」

ジャックの冗談めいた言葉とその表情は比例していたように少しみえたのは気のせいだろうか。
エイトは気になりつつもシンクを見つめた。
とても気持ち良さそうに寝ている。


「さぁて、眠り姫を街まで運ばないとねぇ」

「そうだな」


街に帰ったときのトレイの反応が気になりつつも、シンクを抱え、足を進めた二人だった。


(ああ…大丈夫でしょうかシンク)

(あの、トレイさんちょっと心配しすぎじゃ…)

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拍手文今回はトレシン←ジャックでした
なんかマイナーですみませんry
シンクちゃんを心配するトレイさんがたまらなく好きです

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あきゅろす。
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