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winter blossom
※うたプリ「winter blossom」の曲から






雪がはらはら、積もってゆく。
あの少年がいなくなってしまった日も、こんな日だった。
両方の違う色の目を閉じ少女は思い出を辿った。




少年はいきなりこのビサイドに現れた。
自分がどこから来たのかも忘れていて、記憶がなかった。唯一覚えていたのは名前だけ。



私はシンを倒すため、召喚士の試練を受けているときに誰とも知らない見ず知らずの私を心配し助けに来てくれた。




それから彼の記憶を取り戻すため、私の使命と共に旅へ出た。
色々な人と出会い、彼の記憶もだんだんと戻ってきて、彼がブリッツの選手だったこと、シンに故郷を壊されてしまったこと、いろいろ思いだした。



辛いこともたくさんあったけれど、彼のおかげで笑顔でいられて、私はそれだけで幸せだった。
そしてシンを倒したとき、突然の彼との別れがきた。





「そろそろ、サヨナラ、みたいッス」

「え?」




いかないで欲しい、そんな言葉も出ず雪が別れを惜しむように空から降りてくる。
ふと彼が口を開いた。



「最後は笑顔で泣かないで欲しい、オレ絶対今日を忘れないからさ!」




笑顔で笑う彼の頬には涙が伝っていて、もう会えないのだと悟った。
ここで私が泣いちゃだめだ、涙を笑顔に変え、私も笑った。



彼は安心したように微笑み、抱きしめ温もりだけを残して消えた。




いまはあの時とちがい、桜が雪のように散っている。
私はそれをみながら心で呟いた。



(愛をありがとう、)


「ティーダ…」


桜がひらひらと、まるで雪のように風にゆれていた。


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ティユウ


パラレルなのでとてもぐだぐだですみませn
winter blossomの曲パロです
聴いててティユウに聞こえてしまいます

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あきゅろす。
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