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Happy birthday.
※エンディング後リノアもバラムガーデンの生徒


雪がまだ残り、待ち遠しく春を待っている3月。
そんな中、スコールは溜め息をついた。
今日は3月3日。スコールにはとても待ち遠しく、そして恥ずかしさも感じる日だ。
リノアの、彼女の誕生日だからだ。
はぁ、とまた溜め息をつき、リノアの自室の前で立ち止まった。




(喜んでくれるだろうか)


ノックをし、暫く待つとリノアが出てきた。
スコールの姿をみるなり、リノアは嬉しそうに目を輝かせ、温もりを感じ取るように抱きついた。
リノアのハグハグはいつもの事だが、今日のこの日だけはスコールの心を更に緊張させていった。
その心情を悟られないようにと、スコールは普通を装い、言葉少なく抱きしめ返した。



「スコールから私の部屋にくるのって珍しいよね」

「……ああ」

「私すっごく嬉しいぞ」

「……ああ」



緊張のあまり言葉が少なくなり、胸の音がだんだんと大きくなる。
どうしたらいいだろう、という思いだけがスコールの頭の中を永遠とループしているようだった。
そんなスコールに首を傾げリノアは笑った。



「ねぇねぇ、スコール。今日は何の日だ?」

「……リノアの誕生日、だろ」



覚えていてくれたことに驚きと嬉しさを隠しきれずリノアは嬉しそうにまた、抱きついていた。


「スコールっ、ありがとう」

「べつに……それと、その」



ふい、と顔を赤くしながらスコールはプレゼントの花と、言葉を渡した。
不器用なスコールにはこれが精一杯だった。



「リノア、生まれてきてくれてありがとう」




大好きだ。






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リノア誕生日と言うことでスコリノです
久々の小説なのでスコールのデレがうまくだせませんでしt

でもスコールはリノアの事大好きだよ!



とりあえずリノア誕生日おめでとう!



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