ダメな忍!?
※アシェル視点



「そうだな。考えとくよ!」
俺は事実を隠すために苦笑いした。


「本当か!?」
女は少し驚いた。
(あれっ…)

「なあ、ヴァンクールが死ぬとかじゃなくて。
みんなで守ることはできないのか…」
女は首をかしげてから、

「たぶん無理だ。」
ここでもそうくるか…

「でも、奴も人間なんだから、力を合わせたら…」


「そもそも人間なのか?」俺はギョッとした。
(『そうきたか、)』


フレイルも全く同じ反応。

(それは…ないよな?)
フレイルがうーん。と考えてから
『たぶん…。』


しばらくの沈黙。
それを破ったのは
「私はあなたたちが契約してくれると聞いて安心したわ。」

女がにっこりわらった。
一様、女のヴァンクール殺害は阻止できたようだ。

『この人騙されちゃったね。』
「私は帰る!!」

バリーンッ
女はバレンチアの窓を勢いよく割り、窓枠の上に座って、てをふった。


「危な…!」
全て言い終わる前に女は落ちていった。


俺はポカンとしていた。

(急がないと…)


ヴァンクールを助けたい。


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あきゅろす。
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