強い4人は誰だ?


あたしは放課後は部活見学をしていた。

「テニスにしよかな?」
りつこがついて来てくれている。
「バドミントンやろうよ!」
りつこはバドミントン部でかなり優秀な成績をおさめていると聞いた。

その時。
キャー
と凄まじい声が聞こえた。
運動場の方へ行ってみると、隣の小道で女の子が倒れていた。
「何があったの?」
その場にいた男子にりつこが聞いた。

「ああ!
あのメガネが能力をつかったんだよ!」
りつこの顔が青ざめた。
(やっぱり、そんなに恐ろしいことなんだ。)
『シエル!
アシェルがいる。』
見てみるとアシェルが女の子のそばで座っていた。

その後ヴァンが走って行ってなにやら話したあとすぐに戻っていった。
(ヴァンに聞かなくちゃ。)
あたしはヴァンの方に走って行く。
「ちょっ!シエル!」


「ヴァ、陸ー!」
呼び慣れない偽名を使うのがうざったい。


「海か。」
なんでヴァンはそんなにとっさにこの名前で呼べるんだろう。


その後2人っきりになって
「アシェルが能力者と一緒になっておとり捜査をしてくれるらしい。
俺たちは相手が能力者だった場合、応戦しようと思う。」

「じゃあ今日の夜から明日の朝だね。
どうする?変な動きしたら向こうにバレちゃうよ。」ヴァンはニコッと笑った。相変わらずのまぶしい笑顔だ。
「俺たちもアシェルのとこに行くか?」

「そしたら出てこなくなるんじゃ。」

「そんな奴なら、あの機械には表示されない。
少なくとも、騎士レベルが4人いるんだぜ。
今まで能力者を何人も殺した奴等が弱いとは思わない。
すごい強気な奴等じゃないと。」

『殺しに来なかったらはずれだしね。』

あたしたちはアシェルたちと一緒に女の子と過ごすことになった。



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