ヒロ
※アシェル視点


授業が6時間目まで終わってから
「ヒロー。
ちょっといいか!?」
俺はヒロに話を聞くことにした。

「いいよ…。
おれも聞きたいことあるから。」





教室に二人っきりになった。やはりヒロの目は俺を吸い込んでいるようで、

「話ってなんですか?」
俺はヒロの目を指差した。少しびっくりして
「はい。やはりアシェルさんでしたか!
俺はカストレとカサハラのハーフです。
姉と父がカストレにいます。
父がカストレの騎士をしています。
姉はカストレの医者です」

『カストレの騎士…?』
フレイルがとまっているので
「お父さんの名前は?」

するとヒロはしたを向いた。
「アルヴァといいます。
アルヴァ・ブラック。」
フレイルが息をのんだ。
『3番だよ。
アルヴァさんは僕たちを率いてくれてるリーダーみたいなもんさ。』

「カストレの情報は姉から携帯で送られてきます。」
なるほど、
「逃げ出した人がいる。
と聞いたので…」

「ああ。」
するとヒロが
「すごいですね!」
びっくりした。
「あんな世界一頑丈な檻から逃げ出せるなんて。」

頑丈な檻って、カストレのことか。

その時外から
キャーという叫び声がした。



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あきゅろす。
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