復讐にとりつかれた
※ヴァンクール視点



晴輝は俺の顔をまじまじと見つめた。
「マリって女の子、知ってるよな。」


確信したようだ。
俺のこと…。


そしてなんと晴輝は泣き出した。
周りが見つけて静まりかえっている。

「お前がマリを殺したんだろ!人殺し!」
周りが一気にざわついた。

俺は黙ってしたを向いていることしかできなかった。「うぅ…。」
唇を噛み締めて嗚咽をもらす。
『ヴァン。気にしないで、』
マリは励ましてくれたけれど気にしてるのがバレバレだ。


すると周りの様子に気づいた晴輝は
「みんなごめん。
俺の勘違いだったよ。」
涙を擦りながら謝って歩き出した。
すれ違い様に
「絶対に許さない。」
とても低くて恐ろしい声が降り注ぐ。
復讐にかられた…そんな声。

『ヴァン…』
俺の顔をマリが覗き込んでいる。
大丈夫。と右手を出した、

昼休みは新しい友達と食べた。
「大丈夫か?」
一人が聞いてきた。
「大丈夫だよ。」
俺は笑顔を返した。

ブーブー
携帯からだ。
シエル…
能力を隠せ。か

もうばれてる…
晴輝にはね




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