四大能力と魔核2
「100年。君は何者なんだい。」
ランスが真顔でエージェントに尋ねた。
エージェントは目を細めて考えるような仕草をしてから、肘掛けから飛び降りると綺麗に並んでいる騎士たちの前に立った。

「そろそろ最後の戦いなんだよね。もういいか、教えてあげるよ。僕は魔核を作った張本人だ。ただの研究者だ。」
全員驚いている。世界の敵、魔核を作ったのが騎士の二番目をしているのいだ。
「こんな奴が騎士をしていていいのですか。」
声をあげたのはアルヴァだ。
「なんで魔核をつくったの。」
イクサが静かに問いかける。エージェントは急に真顔になった。
「アニマ・テラと戦うためかな。
アニマ・テラの人間がせめてきたときに戦えるようにってティアラと僕中心に作ったんだよ。
魔核の光をあびると年をとらなくなる。それ以上に浴びると死んでしまうんだ。僕は15歳のまま年をとらなくなった。僕の能力は不死。ティアラは知らない。きっと死なない薬でものんだんじゃないかな。」
エージェントは淡々と話す。

「魔核とセイカからカストレを守るには、太陽と月の力で魔核までの道をつくり、創造の力で命を守り、破壊の力で魔核を壊す。すべての力が必要なんだ。」

全員すべてを理解した。
いまからすべきことはセイカより先に四大能力を手に入れる。

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