3人の武器


3人はひとまずブリッジを出た。そのまま電車に乗る
「俺は医務室に行くわ。」
ヴァンクールは電車の中で言った。
「ああ!待ってくれ。俺も行くわ。」
アシェルは電車から降りたらヴァンクールに心刀について聞こうと思っていたからとっさに言った。

「シエルはどうする?」
ヴァンクールはシエルに尋ねた。
「…あたしも行く」
少し間をあけてからシエルが答える。


〜5分後〜
「住居区です。」
まだボーッとしていたアシェルをヴァンクールは叩いた。
「降りるぞ。」
「ここなの!?」
ついたのは完全に住居区。降りると廊下。
そしてドアドアドア。

歩きながらアシェルは
「ヴァンクールも心刀を持ってるんだろ。」
するとヴァンクールはわらいながら
「ああ。シエル、お前も教えてやれよ。」
シエルに笑いかけた。
シエルは急に話をふられて、
「そうだよね。もうアシェルは行動を共にする仲間なんだから。」
とアシェルを見た。
「俺の心刀は…」
ヴァンクールはあいた左手をだす。
すると一瞬のうちに拳銃になった。
「マリっていうんだ。」
ヴァンクールは拳銃をみながらニコニコした。

「なぁ心刀じゃねえの?」
アシェルの質問に一瞬はぁ?って顔をしたヴァンクールだったが、すぐに質問の意味がわかって
「ああ。心刀っていっても剣だけとは限らない。」

「へー。シエルはどんなのなんだ?」
するとシエルは困った顔をして
「ごめん。こんな廊下じゃだせないや。
シャインっていう大きな鎌よ」
その言葉にヴァンクールは苦笑い。アシェルはかなりおどろいた。
「どんだけでかいんだよ。」

するとシエルがアシェルを見ながら一言。
「アシェルは?」
アシェルは目をまるくした。
「そういや怖くてまだ出したことないや。」
『僕はそんなに大きくないから出してもいいよ。』
フレイルの言葉が終わった瞬間
右手が光った。
一瞬にして、短剣がでた。
美しい彫刻が刃にほどこしてある。
「立派だな!」
ヴァンクールはにっこり笑った。

そして歩くのを止める、目の前にはドアがある。
表札には『医務室』
「そうだランナの前では心刀の話しちゃだめよ。」
シエルはそういって、ドアを開けた。



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