2時

2つめの部屋は

「父さん…」
俺は愕然とした。

扉を開くとリビングでソファーの上に赤い髪の毛の父さんが座っていたから。


「聞きたいことがあるんだ。」
父さんは静かにこちらに顔を向ける。
時間は限られているから早く聞かないと。

「なんでセイカは俺を殺そうとしたの?」

するといつも寡黙な父さんが
「セイカの大切な人を父さんが殺してしまったからだ。」

俺の背筋が震えた。
「だから俺を…」

セイカは父さんの大切な人である俺を殺そうとしたんだ…


「ヴァン。お前の記憶は明るいものだけではないだろう。このゲームに勝つには、逃げることも必要だ。」

まばたきをすると目の前は時計だった。

「俺が逃げる?俺の記憶?」
俺は自分の手を見てから目を閉じる。


セイカ…


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あきゅろす。
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