もうちょっとメイクビリーブ
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「ひゃあ!?」
東郷先輩は俺を軽々持ち上げると、俺の体を優しくベッドの上に降ろした。
「中谷、すげぇ気持ちよくしてやるから……お前をイかせられるのは俺だけだって、ちゃんと証明してやらないとな」
そう言って東郷先輩は俺の服を脱がせて、自分も全裸になった。立派な体に惚れ惚れしていると、目の前に東郷先輩の指が差し出された。
俺はわけがわからず東郷先輩の顔を見る。
「舐めろ。痛くしたくねぇだろ?」
「えっ…」
さすがにそれは恥ずかしい。
思わず目を逸らすと、先輩は「そのまま突っ込まれてぇのか?」と俺を笑う。
「いつからそんな痛いのが好きになったんだよ」
「ち、違……舐めます、から…」
意を決して東郷先輩の指を根元までくわえる。唾液でベタベタにしていると、なんだか俺の興奮がより増してきた。
なんかこれ、エロい…
「……中谷……やべぇ」
「ふ……?」
「お前がフェラしてくれてるみたいで、興奮する」
変態…
なんて心の中で毒づいていたら、東郷先輩が頭を撫でてきた。
「可愛い、中谷……腰動いてる」
そう言われて意識すると、確かに俺の腰がピクンと動いた。
……やばい、俺の方が変態だ…
口を離して東郷先輩の指を見つめる。
あー、これが入ってくるんだな…
「中谷…」
「……チカラって、呼んで」
「……チカラ。それ以上可愛いこと言われたら、頭がおかしくなる…」
東郷先輩の顔を見ると、真っ赤になっていた。
大袈裟だなぁ…
「うあぁっ……!!」
急に指をいれられて、思わずうめき声が漏れた。東郷先輩は「大丈夫か?」と尋ねつつ指を動かし続ける。
「あっ、ん……やぁっ……!!良い…」
「は……もっと、ねだってみろよ」
「んっ……先輩……もっと……あ、そこ良いっ……もっと弄って…」
気付いたら自分とは思えないほど情けなく喘いでいた。東郷先輩の指がいつもより激しく動いているのがわかる。
「ひゃあ……あっ……や、出る……やああぁっ!!」
もう一度腰がビクンと動いて、自分の体に精液が降ってきた。
ま、まだ指だけなのにイくなんて……恥ずかしすぎる!!
自分の腕で顔を覆うと、東郷先輩の呆れ笑いが聞こえた気がした。
「……出ちゃったな?チカラ…」
「も……言わないでぇ…」
東郷先輩はもう一度笑って「まだイき足りないだろ?」と問い掛ける。
呼吸を整えながら、俺は小さく頷いた。
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