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もうちょっとメイクビリーブ
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10分くらい経っただろうか。
溜まってたメールを返信していたら、夏樹くんが「もう大丈夫です」と言ってきたので布団に移動した。

「本当にするんだよね?」

「……はいっ」

顔を近づけて、唇の前で寸止めしてみた。確かめるように夏樹くんを見ると、夏樹くんの方からゆっくり唇を重ねてきた。

さっきと同じように、お互いの体を触り合いながらキスをする。
夏樹くんの息はすぐに荒くなっていった。

「夏樹くん……初めてだよね?」

そりゃそうか。
初めての子に「さぁどうぞ」ってわけにはいかない。
とりあえず挿入する前に夏樹くんのモノを舐めることにした。

「やめてほしくなったら言ってくださいねー」

「は、はいっ!……あっ…」

裏筋を優しく舐めると、夏樹くんは早くも苦しそうに悶えた。
可愛い。やっぱ俺が入れるべきなんじゃないか?ってくらい可愛い。
でもそっちじゃないんだもんな。仕方ないよなぁ…

とか考えながら舐め続けていたら、夏樹くんが俺の頭に手を乗せた。

「ん?」

「ごめんなさい……やっぱ、出ちゃいそうで、怖いです…」

「あー、そっかごめんね。じゃあもう入れてもらおうかな」

「お願いします…」

持ってて良かったコンドーム。
夏樹くんは付けるどころか見たこともなかったらしく、俺が装着してあげた。
純粋すぎる…

「俺が上になろうか?」って訊いたら首を振ったから、とりあえず寝てみた。夏樹くんは俺の脚の間に座ったものの、どうしていいかわからないみたいだ。

「えっと……わかる?ここに入れるんだけど」

指でさして説明したら、やっと性器を穴に押し付けてきた。
なんか、初々しい…

「こ、このまま入れるのですか?入りますか?」

「入るから、大丈夫」

言いながら俺も緊張してきた。
中谷、リュウくんごめんね。俺、夏樹くんとセックスします。
お前らも今ごろヤってんだろうから、許せ…

「あっ…」

ゆっくりと夏樹くんのが入ってきた。
夏樹くんは苦しそうな表情でずっと押し黙ってる。

「大丈夫?」と聞くと、一言「すごいですっ…」と呟いた。

「何がすごいの?」

「黒坂先輩の中、ギュッてなってます…」

「……気持ち良い?」

「すごく、気持ち良いです…」

「じゃあ、腰振ってみな?もっと気持ちよくなるから」

夏樹くんが言われた通り腰をふりはじめた。
もちろん、俺だってそうしてくれた方が気持ち良い。

「あっ……あ……んんっ」
どーしよ、俺すっげぇ声出てる…

「先輩っ……良い…」

「気持ち良い……?じゃあ、もっと……突いてみな……ぅああっ」

あーすげー気持ち良い…
何より一心不乱に腰を振ってる夏樹くんが可愛すぎる。

「黒坂先輩っ……僕、もう…」

「イく?大丈夫……ゴムしてっから、中で……はぁっ……イって、いいよ……あっ…」

「あっ、出ます……イくっ…」

夏樹くんは俺を抱きしめたかと思うと、そのままイってしまった。

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