もうちょっとメイクビリーブ
******
10分くらい経っただろうか。
溜まってたメールを返信していたら、夏樹くんが「もう大丈夫です」と言ってきたので布団に移動した。
「本当にするんだよね?」
「……はいっ」
顔を近づけて、唇の前で寸止めしてみた。確かめるように夏樹くんを見ると、夏樹くんの方からゆっくり唇を重ねてきた。
さっきと同じように、お互いの体を触り合いながらキスをする。
夏樹くんの息はすぐに荒くなっていった。
「夏樹くん……初めてだよね?」
そりゃそうか。
初めての子に「さぁどうぞ」ってわけにはいかない。
とりあえず挿入する前に夏樹くんのモノを舐めることにした。
「やめてほしくなったら言ってくださいねー」
「は、はいっ!……あっ…」
裏筋を優しく舐めると、夏樹くんは早くも苦しそうに悶えた。
可愛い。やっぱ俺が入れるべきなんじゃないか?ってくらい可愛い。
でもそっちじゃないんだもんな。仕方ないよなぁ…
とか考えながら舐め続けていたら、夏樹くんが俺の頭に手を乗せた。
「ん?」
「ごめんなさい……やっぱ、出ちゃいそうで、怖いです…」
「あー、そっかごめんね。じゃあもう入れてもらおうかな」
「お願いします…」
持ってて良かったコンドーム。
夏樹くんは付けるどころか見たこともなかったらしく、俺が装着してあげた。
純粋すぎる…
「俺が上になろうか?」って訊いたら首を振ったから、とりあえず寝てみた。夏樹くんは俺の脚の間に座ったものの、どうしていいかわからないみたいだ。
「えっと……わかる?ここに入れるんだけど」
指でさして説明したら、やっと性器を穴に押し付けてきた。
なんか、初々しい…
「こ、このまま入れるのですか?入りますか?」
「入るから、大丈夫」
言いながら俺も緊張してきた。
中谷、リュウくんごめんね。俺、夏樹くんとセックスします。
お前らも今ごろヤってんだろうから、許せ…
「あっ…」
ゆっくりと夏樹くんのが入ってきた。
夏樹くんは苦しそうな表情でずっと押し黙ってる。
「大丈夫?」と聞くと、一言「すごいですっ…」と呟いた。
「何がすごいの?」
「黒坂先輩の中、ギュッてなってます…」
「……気持ち良い?」
「すごく、気持ち良いです…」
「じゃあ、腰振ってみな?もっと気持ちよくなるから」
夏樹くんが言われた通り腰をふりはじめた。
もちろん、俺だってそうしてくれた方が気持ち良い。
「あっ……あ……んんっ」
どーしよ、俺すっげぇ声出てる…
「先輩っ……良い…」
「気持ち良い……?じゃあ、もっと……突いてみな……ぅああっ」
あーすげー気持ち良い…
何より一心不乱に腰を振ってる夏樹くんが可愛すぎる。
「黒坂先輩っ……僕、もう…」
「イく?大丈夫……ゴムしてっから、中で……はぁっ……イって、いいよ……あっ…」
「あっ、出ます……イくっ…」
夏樹くんは俺を抱きしめたかと思うと、そのままイってしまった。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
無料HPエムペ!