もうちょっとメイクビリーブ
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いや、正確には眠ろうとした。
あ、もうそろそろ落ちるなって時になって東郷先輩が急に寝返りをうったのだ。
気にせずまた眠ろうとすると、次は先輩が俺の体に腕をまわしてきた。
俺は東郷先輩に背を向けて寝ていたから、後ろから抱き締められてる状態だ。
抵抗したいけど、寝ぼけてるだけかもしれないし…
しばらく固まっていると、やがて首筋あたりに柔らかい感触。
東郷先輩の唇だとすぐにわかった。
「せんぱっ…」
「んー……?」
あれ、やっぱり寝ぼけてるだけ?
それなら仕方ないけど、ビクッてなるからやめてほしい…
「……んっ…」
東郷先輩の唇が何度も何度も首筋に触れる。
それにつれて、声が漏れるのを我慢できなくなつていった。
「ふ……うぅっ……先輩っ…」
声を抑えようと頑張っていると、突然東郷先輩の手が俺の帯をほどき始めた。
このやろう……起きてるんじゃないか!
あっという間に帯を取られ、東郷先輩は俺の乳首をそっと撫でたり急に摘まんだりしてくる。
「先輩……んっ……あぁっ…」
今しっかりとわかってきた…
東郷先輩、「今夜は何もしない」って約束守る気全然ない!
抵抗しようと体を離すと、東郷先輩がそれを利用するかのように俺の浴衣を脱がせていく。
「先輩!約束したじゃないですか!」
後ろの東郷先輩に小声で叫ぶと、やっと先輩も口を開いた。
「わかってる。俺は襲わねぇよ?お前のこと」
「……え?」
「お前に言わせる。『襲ってください』って」
い……言うわけないだろう!
口が裂けたって、そんなの、絶対に…
「ぅわっ!?」
いつの間に下着まで脱がされてた…
俺のお尻に東郷先輩の硬くなったモノが当たってる。
それどころか、わざと押し付けてる気が…
「はぁっ……はぁ…」
東郷先輩が腰を動かすたび荒い息がうなじにかかる。これも、わざとだろうか?
その上また首筋にキスしたり乳首を摘まんだりを再開してきた。
もう、我慢できないっ…
「あっ……き、もちぃっ…」
「……なんだって?」
うぅ、笑われてる気がする。
なんで言わずにいられないんだ俺は…
「中谷?どうしてほしい?」
東郷先輩は俺の脚を少し持ち上げてお尻の、ちょうど穴があるところに自身を押し付けてくる。
正直、イきたくて仕方なかった。
「……い、れて…」
「いいのか?襲っても」
「……いい。です」
とうとう小さく呟いた。
さっき「言わない」って誓ったばっかりなのに、意志弱いよなぁ…
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