ショート＊ストーリー
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マンガ読みたくなってきた。
自分の部屋がある２階に行きたいんだけど、さっき兄貴に言われた『２階、来ないで』って言われたんだよなー。
怒られっかな。
でも俺の部屋も２階なんだから仕方ないじゃんね？
邪魔はしないから、うん。
結局２階に上って兄貴の部屋の前を通りすぎようとした時、突然兄貴の部屋のドアがガタンと鳴った。
「……わ、びっくりした…」
なんかぶつかったのか？
プロレスごっこでもしてんのかな…
なんて考えながら少し兄貴の部屋のドアに耳を近付けると、ノゾミくんの声が聞こえた。
「痛いよ、紺……乱暴しないで」
紺ってのは兄貴の名前だ。
朔と紺。サクとコン。昨と今…
俺たちってとっても不平等な兄弟なんだよね。
「ノゾミが、じっと、しないから…」
「だって、激しくしないって言ったじゃん!!」
「……忘れた、かなぁ…」
……えーっと…
やばくないか？
なんか兄貴とノゾミくんの会話やばくないか!?
冗談なの!?コント中!?
「だって、下に朔くん……あっ、あぁあっ!!」
ノゾミくんの叫び声を聞いて、背筋がぞっとした。
だってこれは、叫び声というより、喘ぎ…
「あっ……こ、ん…」
「ノゾミ……良い」
部屋のドアがガタガタ鳴る。
考えたくない、考えたくないけど…
２人って、そういう…
「紺っ!!俺、イっちゃ…」
「俺も、イくっ…」
そういう関係なの!?
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