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ショート*ストーリー
Asahi-2
保健室のベッドに押し倒されて、ようやく『後悔』なんていう感情が沸き起こってきた。
まぁ、過ぎたこと悔やんでもな…

「……まだその目は変わらないか…」

「俺、そんな嫌な目つきしてんの?」

「すごくそそるよ」

……頭おかしいだろ。こいつ。

ユズとヤった時は服なんて脱ぐのめんどくさかったけど、三浦の汗とか精液とかが少しでも付くのは嫌だったから全部脱いだ。
何より三浦に『脱げ』って言われたし。

気付いたら三浦も全裸になっていた。他人の体をここまで気持ち悪いと思うのは初めてだ。
特に、勃起しきったその性器だ。良い歳してキスで勃ってんじゃねーよ。

「脚、開いて」

言われるがままにいやいや脚を開く。
ローションを付ける三浦を見ながら、ふと思いついた。

「……なぁ、正常位じゃねーとダメなの?バックが良いんだけど」

「どうして?」

「あんたの顔、見たくねーから」

三浦は笑って俺の頼みを却下した。あぁ、もうこれは目を瞑るしかない。

三浦がドロドロの指で俺の尻に触った。次第に穴に近づいて、ようやく指が挿入される。

「って…」

「痛い?初めだけだよ。そのうち気持ちよくなるから」

「そのうちじゃねーだろ。早くしろ」

自分で言うのもなんだけど、俺がやった方が早いんじゃねーの…
それとも、ユズはいつもこんな痛みに耐えてるんだろうか。
あいつはいつも『気持ち良い』の一点張りで、本当のことを言わねーから…

「……んっ」

「ここが気持ち良いの?」

三浦が急にそこを激しく突いてきた。

「は、ぁっ……あ…」

「感じてるね。もっと慣らしてあげるから」

そう言って三浦は指を3本に増やしてきた。

「ってぇ……バカじゃねーの、お前…」

急に増やすなよ…
そう言おうとするけど、痛みと快感に耐えるのに精一杯だった。



「慣れてきた?いれても大丈夫かな」

そう言われた頃には、痛みはだいぶ落ち着いていた。

「……いれんなら、早くして。いてーの嫌だから」

そう言ってやると、三浦がまたニヤリと笑った。

「……本当にたまらないよ、朝日くん…」

そう言って三浦は俺の脚を持ち上げて、指をゆっくり引き抜いた。
すぐに代わりに三浦のモノが入ってきて、俺はまた痛みと闘うことになる。

「良いよ、朝日くん……すごく、締まってる」

あっそうかよ…
気持ちわりー。体は快感だけど、心は不快だ。この矛盾が、一番気持ち悪い。

「くっ……はぁ、あ…」

「はぁっはぁっ……もっと声出して」

「……こ、とわる…」

「……可愛いな……んっ……あ、イくよ、朝日くん……あぁっ」

三浦が射精したらしい。ゴム付けてたのか…
いや、つーか早くね?

薄い意識の中でぼんやりしていると、急に三浦にキスされた。

「ん……?」

なんか、液体が流れこんでくる。あー、先週のユズみてーだ。
俺はゴクリとその液体を飲み込んだ。なんだこれ、水か……?

なんか…

「……おやすみ」

ねみー…

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