ショート*ストーリー
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玲は、俺の大事なモノを握ったまま。
しばらく見つめ合っていると、不意に玲が口を開いた。
「お前さ…」
俺は黙って続きを促す。
「俺のこと、エロい目で見てんの?」
……い……ま、さら。だな…
俺がゆっくり頷くと、玲は舌打ちをした。
「……じゃあ何、こういうことしてほしいわけ?」
玲は急に服の上から俺のモノをこすり始めた。
「れっ!!いや、あの…」
やばい!!すげぇ気持ちいい…
だ、だって玲が、俺のを…
「もったいねーな……お前、モテんだろうに…」
そうでもないんだけど……玲に褒められたのは嬉しい。
玲……俺は玲しか欲しくないんだよ。
こんなエロいことされたら、俺もう止まんないよ?
わかるよね?
自分の意思とは関係なしに、顔が玲の唇に近づいていく。
気が付いたら、玲にキスしてた。
「ん?……湊……やめ…」
玲は俺のをしごく手を止めて、俺の体を離そうとする。だけど、酔って力が入らないのか、俺の手首をそっと掴むだけ。
そんな抵抗で、やめられるわけない…
舌をいれて、玲の口内を舐め回す。玲の……玲の口の中だ。
夢にまで見た、玲の…
キスをしたまま、ベッドの上に乗って、玲の首すじに手をかける。
すべすべだー……可愛い。
そのまま手を滑らせて、鎖骨を撫でる。
腹を触って、背中を触って……乳首を軽く摘んでみた。
「んっ…」
玲の肩がピクンと跳ねた。
なんて可愛いんだ……!!
ゆっくり唇を離すと、どちらかの唾液が糸を引いてる。それを見て、また俺は興奮した。
「玲……下も、脱ごっか…」
玲のベルトを外して、なんとかズボンを脱がせた。
「あっ……玲……勃起してる…」
や、やばい。嬉しい。夢みたいだ!!
感激した俺は玲の下着も脱がせた。
玲の、完全な、裸体!!
あー綺麗だよ玲サマ…
玲は相変わらずぼーっとしたまま。
嫌じゃ……ないのかな。ここまで来たら、最後までする流れだけど…
『酔った勢い』って……やっぱマズいのかな。でも俺も玲も勃起してるし…
「玲……あの、俺…」
「……く、しろ…」
玲が何かを小さく呟いた。
「何?」と問うと、玲はなんと……俺を、押し倒してきた。
「早くしろよ……突っ込みてぇんだろ?」
すぐ上に、玲の整った顔。
全部が眩しくて、瞬きさえできない。
『突っ込みてぇんだろ?』
俺、夢見てんのかな。
……いいや。夢だろうと、現実だろうと、この欲望を止めるすべは……無い。
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