ショート*ストーリー
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「朔、俺はもういれたい。朔は俺にいれてほしい?」
俺のケツも、勃起したソレも、頭も心も、全部限界だった。
イノリの右手は俺の脚を持ち上げたまま抑えていて、左手の指は俺の中を自由に暴れ回ってる。
痛みはほとんど消えて、残ったのは快感だけ。頭がおかしくなりそうだ。それでも、イノリのなんか入るわけない…
「んなわけ……はっ……ん……ねぇ…」
「可愛い……朔。俺が一番喜ぶ返事をくれるんだな」
イノリが冷酷な言葉を零す度に肩がビクンと跳ねる。
イノリは膝をついて机の上に乗り上げてきた。
「朔……もっと、俺を嫌えよ。わかったろ、俺とノゾミは違うって…」
「はっ……い、やぁっ!!」
今までにない激痛に、思わず叫び声をあげてしまった。
イノリの、熱くて大きい…
いつの間にこんな硬くしてたんだろ。どこでこんな……興奮したんだろ。
「くっ……あ、朔……キツくて、気持ちいい…」
イノリがストレートに「気持ちいい」なんていうもんだから、俺は急に恥ずかしくなる。
「やだ……イノリっ……やめて…」
「バカか……今更、やめらんねぇよっ…」
イノリは初めこそ慣らすようにゆっくり出し入れしていたものの、しばらくすると思うままに腰を打ち付け始めた。
「はっ……あぁっ、そこ…」
「『そこ』だって……ねだってやんの…」
イノリが俺をあざけり笑う。
本当だよ……何言ってんだ俺。
だけど、すぐそばにある快楽から逃げることなんかできないんだ。
イノリは言った通り良い場所を突いてきてくれた。だけど、それと同時に俺の硬くなったモノをまた触りはじめた。
「い、イノリっ!!あ……はぁ…」
初めての感覚だった。どちらも気持ち良すぎて、どっちに神経を集中させればいいかわかんない。
イノリは腰の動きに合わせて俺のモノをしごいている。
見上げるとイノリはなんとも妖艶な表情をしていた。
苦しそうに眉をひそめて、でも口には笑みが浮かんでいて…
ノゾミくんは、絶対この表情できないな…
「ん……ひゃ、あぁっ……あ、イノリ、やだっ…」
「はっ……朔、なんで素直に気持ちいいって言えねぇんだよ…」
「気持ちいいよっ……!!気持ち良すぎて、も……ヤバい、の…」
イノリの手が一瞬止まった。俺がこんな素直に認めると思わなかったんだろう。
俺はすでに意地の張り方を忘れていたんだ。
「朔……今のはマジで可愛い。……すぐに、イかせてやるよ…」
イノリは頼んでもないってのに俺の腰を掴んで急に激しく動き始めた。
手を離されて自由になったはずなのに、俺の下半身はどんどん熱くなっていく。
「イノリ!!……あ、イくっ…」
「は……最っ低だな、お前…」
イノリは俺を嘲笑ったかと思うと、もう一度俺のモノを軽く握った。
俺は思い切り叫んでイノリの手に白濁液を吐き出した。
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