ショート*ストーリー
..
「や、あぁっ…」
「朔ちゃん、触ってもないのにビンビンじゃん?どうしたの?」
「うる、さいっ……やぁんっ!!」
「素直じゃねぇな……ほら、ケツん中に出してほしいんだろ?自分で腰ふれよ」
なんで俺は結局、イノリに快楽を求めてしまうんだろう。
こんな目に遭ってまで、俺は…
「……朔、悔しかったらもっと鳴け」
「やだ……ん、あぁっ…」
「くっ……気持ちいいよ、朔……出してほしいだろ?」
いらねぇよ、別に…
そう思っても、口は真逆のことを言う。
「出して……いっぱい、出して…」
「誰のが欲しいんだよ?」
「……イノリ……イノリの、ほしいっ」
こんな奴、いてもいなくても変わらないハズなのに。
「ふっ……よく言えたな、朔…」
「や、あぁぁあっ!!」
またいつも通り、祈は俺の中で果てる。
俺は薄れてく意識の中で、「やっぱり祈は茶髪の方が似合うな」とかワケのわからないことを考えていた。
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